城東高校・徳島北高校
城南高校・徳島市立高校
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
第1回基礎学力テストの「英語」を担当の秋元講師が分析したので
紹介します。
2025年10月1日実施
第1回:基礎学分析
【中3:英語】
英語責任者 秋元典子
過去問を10年分くらい解いた塾生にとっては、見慣れた問題だったと思います。特に難問はなく、基礎から標準的な難易度です。
だから、90点台後半を取れた生徒も多かったようです。
大問1~3 リスニング問題。
大問4 適語・適文選択、並べ替えの問題。標準的な内容です。
大問5 読解問題・・・高校の文化祭を訪れたときの2人が、パンフレットを見ながら対話する定番の問題です。
(1) で、対話が成り立つように指定された語に不足している語を補う問題では、例年ならば2~3語補足とあるが、今回は語数のヒントがありませんでした。しかし、前後の流れから正解を導けたと思います。
(2) 大問6 (短めの)読解問題・・・交換留学生が日本での体験について発表する内容で、基本的な問題です。
(3) の自由英作は、日本の習慣や文化について紹介する文を書くものでした。英作問題では、知っている単語や文法を用いて、内容で難しく考えず、簡単な文でよいので書けるようにしましょう。
大問7 長文の読解問題・・・移動図書館についての内容でした。各段落の内容や登場人物をしっかり捉えれれば、難しくないです。
以上を踏まえ、基本を固めつつ、第2回に向けて、難問にも挑戦しておきましょう。
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大問4
適語・適文選択、並べ替えの問題。
(1).(a).to play basketball と前にあるので➾(答)イ(gym:体育館)
(b).ピアノがとても重いとあるので➾(答)ウ(moving:動かすこと)
(2).(a).I got up~とあるので➾時制は過去(答)エ
(b).空欄のあとに~early in the morningと答えているので➾(答)ウ (c).
空欄の前で「家に理科の宿題を忘れた」とあるので➾(答)エ(お母さんに持ってきてもらうように頼む)
(3).(a).「いつピアノを演奏し始めたか」を表現する⇒(I started playing) it when I was(ten.)
(b).Do you want to try? に対してYes. と答えているので、「~したい」と
答えるように並べかえる⇒ (答) (I) would like to join (it.)
大問5
読解問題(会話内容)・・・中学生のケンと交換留学生のリアムが、高校の文化祭を訪れた際の2人の対話について。
(1) ①「never」に不足している語を補う。
リアムの答えが「以前にそのようなイベントに…」とあるので→現在完了形で文を作る⇒ (答)I have never been to ~
②「exciting」に不足している語を補う。リアムが「彼のギターの音を聞いてみたい」と言ったことに対して、ケンも、とあり、
「彼のパフォーマンスを見ることは私…わくわくする」となり、→(答)It is exciting for~
(2) ア、3行目で「今まで見たことがない」ので→×
イ、 13行目で「本当?知らなかった」とある→×
ウ、7行目より→○
エ、書かれていない→×
(3) 最後のケンの発言で、「午後1時半からイベントが始まる。」とあるので、知っている単語を使える催し物を選ぶ。
(解答例) Why don’t we join the science show?
大問6
読解問題・・・交換留学生が日本での体験について発表する内容
(1) We talk each other より、フランスでは買い物をしているとき、店員とお客が言葉を交わすとあるので、(答)イ
(2) 12、13行目より(答)イ
(3) 自由英作・・・内容で難しく考えず、簡単な文でよいので英作する。
(解答例) When we go into the house, we have to take off our shoes. We can keep the room clean.
大問7
長文の読解問題(移動図書館について)
(1)(a).5行目より (答)Yes, he does.
(b).2行目より (答)They saw it near the entrance of Chuo Park.
(2)質問に対する答えが It comes to Chuo Park every second Tuesday morning and on Saturdays. とあるので、
頻度を聞く質問を選ぶ。 (答)ウ
(4) Ms. Satoの考えは、21行目より、(答)friends
(5) 23~24行目より(答)エ
(6) ①「あなたは図書館で( ① )だけでなく役立つものも借りれる」となるので、(答)books
②「たとえば、ギターを練習したければ(ギター)を借りれる」とあるので、(答)イ
(7) ア、KentaではなくHarutoなので→×
イ、every Tuesdayではないので→×
ウ、13行目より→○
エ、書かれていない→×
オ、31行目より→○
カ、小さな町にも移動図書館は行くので→×
以上です
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。
現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。
座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。