2026/01/26 (月) - ブログ

第3回基礎学力テスト「国語」傾向分析!(秋元講師)

城東高校・徳島北高校

 城南高校・徳島市立高校
 受験專門塾
  碩学ゼミナールの衣笠です。

 

国語責任者の秋元講師が、第3回基礎学力テスト「国語」の分析を書いたので

紹介します。

2026年1月9日実施

第3回:基礎学分析

【中3:国語】

国語責任者 秋元典子

分析:基礎学第1回、2回よりやや難化しており、目標点数が取れていない人も多かったようで、平均点も下がっているようです。

文学的文章の読解は、記述問題に少し時間がかかったかもしれませんが、それ以外の問題は、解きやすかったように思います。

古典問題は、掛詞が出題されましたが、選択肢は選べたはずです。4番の記述がまとめづらかったようです。注釈がついているので、しっかり読み、活用しましょう。

論説的文章の読解は、6番の記述以外は、設問文をしっかり読めれば得点できる内容でした。

以上のことから、読解の公式を身につけて、それに従って解けば、得点できます。

 

1.漢字の読み 2.漢字の書きとり。

3.部首の行書、「しめすへん」「ころもへん」は行書で書くと同じになる。

4.文法、助動詞「た」の見極め。ア、過去 イ、完了 ウ、存続(状態の継続)〔壁にかかっている〕 エ、過去。

 

鯨井あめ「白紙を歩く」より

1.「定本さんの声音は、やけに芯が通っていた」このときの声の調子はどのようなものか?

芯が通るとは、考えや意見、行動などに一貫性があり、信念を持って揺るがない様子、意思が強い様子。

2.定本が「走れメロス」を例に出した理由?

  「~メロスが走って村へ戻った時間とか、~省かれちゃったけど、物語の裏側には流れてたってことだねよ。」とある。

3.「無駄になってもいい」と逆の考えは、「無駄にならない」。定本さんの発言、本文6行目から、指定語数で抜き出す。

4.(1)「人生を真っ白な分厚いメモ帳にたとえたとき」とあるので、走れメロスの話が出た辺り、メモする必要のない時間=「白紙の時間」重要な言葉は繰り返し出てくる。

 (2)衝撃を受けた様子を情景描写から感じ取れる連続する2文?

   「びゅう、と風が~芒の群れが波打っている。」

 (3)「あたし」の人生に対する考え、「物語」「道」の文脈での使われ方を確認する。

   「振り返ったとき、歩いてきた道が見当たらないってこと。そんなの嫌。」

「人生という白紙の本を与えられたとするなら、それを物語で埋めるのがあたしの生き方だ。」この2箇所からまとめる。

 (4)「二人はこのあとも関わり続けるような気がする」これは、「定本さんが立ち止まると、あたしも立ち止まった。」「定本さんが歩き出すので、ついていく。」「あたしが歩き出すと、定本さんも歩き出した。」などから、答えは、ウ、「歩調」とわかる。

 

1.「さやう」二重母音になっている。「yau」→「you」(よう)、答えは、さよう

2.まずは、会話文の終わりを探す、「と問ひければ、」の直前まで。答えは、「いかなれば、~あつまりて見るか」

3.(1)一つの言葉に二つの意味が重ねられている表現技法→エ、掛詞。「春がすみが立つ」「都を発つ(出発する)」

 (2)「春がすみが立つ頃に出発して、秋風が吹く季節になった」とあるので、旅の長さを表現している。

4.注釈を参考にまとめる。

5.最後の一文より「そのようにして」(服装や髪を整えて=誠実さ

 

1.「サグラダ・ファミリア」の特色について説明されていないものを選択する。

 イ、壊してはつくるを繰り返す、が間違い

2.「つくることは(A)ことからスタートする」本文で、よく似たところを探す。

 「(B)ことにもつながっていく」本文で、「真似してつくることは、世界を知っていくことでもあるのです。」ここを用いる。

3.(1)「スケッチすることによって、ガウディと対話してきました。」ここから。

(2)建築がどのようなもの、と問われているので、「建築は、そのくらい強い言語であり、豊かで総合的なものなのです。」とある。

4.第一段落の最後、「でも建築を作るということは、~そのパーツは地球を壊してつくっています。」ここより5から10字以内でまとめる。

5.第一段落の最後の一文。

6.「見方」「答え」の文脈での使われ方を確認すると、「世界に対する見方を鍛えること」「自分なりの答えを実践しながら失敗しても調整していくことが大事なのだ」とある。

ここをまとめると、「世界に対する見方を鍛え、自分なりの答えをみつけていく」となる。

 

 

『俊頼髄脳(としよりずいのう)』とは: 平安時代後期の歌論書で、源俊頼(みなもとのとしより)が著したとされる和歌の指南書

 

右近(うこん)の大夫(たいふ)国行と申しける歌よみの、陸奥(むつ)の国に下りけるに、歌よみ集まりて餞(せん)しけるに、「白河の関過ぎむ日は、水鬢(びん)かき、打ち衣など着て過ぎよ。」教へければ、「いかなれば、さはすべきぞ。国の人の、あつまりて見るか」問ひければ、「いかでか、能因(のういん)法師(ほうし)、

都をば霞(かすみ)とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関

と詠みたらむ関にては、けなりとて、鬢ふくだめては過ぎ給はむや。」と言ひければ、人々笑ひけりとや。

さりとも、「この道を好まむとおぼさば、さようにしてぞ、歌は詠まれ給はむ。」とぞ申しける。

 

【現代語訳】

右近の大夫 藤原国行といった歌人が、陸奥の国に下った際に、歌人が集まってお別れの会をしたところ、「白河の関を過ぎるような日は、水で髪をなでつけ、つやを出した衣なんかを着てから通り過ぎよ。」と、ある人が教えたので、「どうして、そのようにすべきなのか。との土地の人が集まって見るのか」と尋ねたところ、「どうして、能因法師が

「京の都を春がすみが立つ頃に出発してきたが、ここ白川の関に至までに、もうやは秋風が吹く季節になったよ」

と詠んだような関であるのに、私用だとしても、髪が乱れたままで通り過ぎなさってもいいだろうか、いや、そのような格好で通ることはできない。」と言ったので、人々は笑ったということだ。

それにしても、「和歌の道を好もうと思われるのならば、そのように(きちんとした態度を)して、歌はお詠みなさるのが良い。」と申した。

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。

現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。

どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。

だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。

座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。

趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。