城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
【高校受験・大学受験における英語学習の本質】
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■1.共通する大前提:「英語は暗記が基本」
英語を真剣に学んでいても、なかなか成績が伸びない――そのような生徒に共通して見られるのが、暗記の不十分さです。
どれだけ丁寧に授業を受けても、いくら長文を読んでも、
英単語・文法・構文などの基礎的な知識が頭に入っていなければ、英語力は身につきません。
そして、この基礎知識の土台となるのが、何よりもまず「英単語」です。
単語の暗記なくして、リスニングも読解も英作文も機能しません。
特に見落とされがちですが、中学1年生の最初における英単語暗記の成否は、
その後の英語学習に大きな影響を与えます。
「英語が得意になるかどうかは、中1最初の単語暗記で決まる」
とさえ言われるほど、中1英語は重要な出発点なのです。
■2.高校受験における英語学習の考え方
高校入試の英語は、「暗記科目」としての側面が非常に強い教科です。
出題範囲が明確で、形式や傾向も比較的安定しているため、戦略的に取り組むことが可能です。
必要な内容は主に以下の通りです:
• 英単語:教科書に沿った1200〜1500語程度
• 熟語:基本表現(例:take off, look after)
• 文法:be動詞/一般動詞/三単現/助動詞/時制/比較/不定詞/接続詞など
これらをしっかりと暗記し、パターン練習で定着させることが、安定した得点力につながります。
また、音読や書き写しといった反復練習も非常に効果的で、英語の「型」を体にしみ込ませることが、成功への近道です。
高校入試では、「暗記を通じて土台を固め、得点力をつける」
これが最も確実な合格戦略です。
碩学ゼミナールでは、高校入試用の英単語帳を用いた暗記テストに加え、
高校入試に必須の「英語構文180」を全員が暗記・定着する取り組みを行っています。
不合格になった生徒は合格するまで、何度も再テストを実施!全員が確実に必要事項が暗記できる方式です。
また
中3では、構文は6つずつのセットで出題され、満点合格すると壁にシールが貼られ、それぞれの生徒の達成進度が一目でわかる仕組みとなっています。
このように、楽しみながら達成感を得られる暗記トレーニングが、生徒のやる気を引き出しています。
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■3.大学受験における英語学習の考え方
大学入試になると、英語は**“暗記だけでは通用しない”ステージ**に進みます。
特に共通テストや難関大入試では、情報処理・論理的思考・表現力といった総合力が問われます。
たとえば:
• 共通テスト:長文読解・会話文・資料読解など多様な形式
• 難関大学:英文解釈・背景知識・論理展開を読み取る設問
このような問題に対応するには、まず英単語・文法・構文といった基礎知識を暗記し、
その上で「使える英語」に昇華させていく必要があります。
暗記した知識を
✔ 文脈でどう読むか
✔ 論理的にどう解釈するか
✔ 書く・話すときにどう使うか
という応用に移せるかが、大学受験英語の要です。
【大学受験で効果的な学習法】
• 精読:構文を正確に捉えて読む力
• 多読・速読:語順処理と読解スピードの強化
• 音読・シャドーイング:リズムとイントネーションを体得
• 語彙の文脈推測:接続詞や前後関係から意味を推測する力
大学受験とは、「覚える」から「使える」へ──
「知っている」から「読める・書ける・話せる」へと進化する学問なのです。
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■4.まとめ:英語力の土台は「中1英語」
英語学習の成功には、「中1最初の英単語暗記」が大きく影響します。
この時期に、正しい方法で語彙を定着させた生徒は、以後の学習でも文法・構文・長文読解において安定した成長を見せます。
逆にこの段階を曖昧にした生徒は、後になって基礎の穴を埋める学習に追われ、苦手意識を抱きやすくなります。
高校受験も大学受験も、「暗記から始まり、文脈と論理へ進化していく教科」。
だからこそ──
どの学年においても「英単語」「英語構文」の暗記が高校入試、大学入試の成否を分ける重要な土台となるのです。
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。
現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。
座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。