入試を控えた子どもたちが抱える不安は、主に以下の4つに分類できます。
1. 失敗したら親の期待を裏切ってしまうのではないかという罪悪感
2. 失敗によって親からの愛情を失うかもしれないという恐れ
3. 失敗したときに周囲からの評価が下がることへの不安
4. 失敗によって目標を達成できず、自信やプライドを失うことへの心配
受験が迫り、子どもが心の負担を抱えている場合、親がこれらのうちどれが子どもの重荷になっているのかに気づくことがとても重要だと考えます。
衣笠の考察
子どもは親のことが大好きです。よほど特殊な事情がない限り、親を尊敬し、憧れています。特に受験が近づき成績への不安が高まると、子どもたちは「親の期待を裏切る」「嫌われる」という恐怖を強く感じやすくなります。そのプレッシャーで、学習が手につかなくなる場合もあります。
これを解消するために、親が繰り返し伝えるべきことがあります。
• 「全力を尽くしてくれるだけで十分嬉しい!」
• 「失敗は成長の糧になるから、恐れることはない!」
こうしたメッセージを子どもの心の奥底まで届けるために、何度も繰り返し伝えることが大切です。子どもが「結果にかかわらず、全力で頑張れば親は喜んでくれる」と理解すると、心が軽くなり、集中力が高まります。その結果、学力が向上し、志望校に合格する可能性も高まります。
これは、30年以上にわたり高校受験を指導してきた中で得た私の経験に基づいた結論です。
ご質問やご意見は大歓迎です。
また、15日(日)の中学3年生保護者会ではさらに詳しい内容をお話しする予定です。
皆さまのお役に立てれれば幸いです。
塾外生の方も参加いただけます
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令和5年12月12日
碩学ゼミナール 衣笠
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。