第一回基礎学の問題が手に入りました。
問題に関して簡単な感想を書きたいと思います。
数学⇒第一回基礎学としては、ここ数年で一番何位度が低い。特にハイレベルな問題もないので、真面
目に実力テストレベルの問題を解いて実力を積み重ねてきた生徒は100点が狙えると思います。毎年、
難易度の基準となる連立方程式も全く標準レベルの問題。一次関数も、平成23年の3番の台形の面積
を2等分するグラフを文字をおいて求めさせる問題と比べたらかなり易しく感じる。特に基礎学第一回特
有の規則性の難問が今回は出題されていなかった。平成22年の5番の1~nまでの数の和を求める公
式を使って解く、規則性の2方程式の問題は、知っていないと解けない問題。しかもかなりのレベルまで
学習していないと、これをテスト時間に使いこなすのはなかな大変。このレベルの問題が今年は一問も出
題されていなかった。また、今年の5番の正方形をズラせた図形の問題は、平成22年の3番と類似点が
非常に多く、事前に平成22年の問題を学習できていれば、かなり取り組みやすかったとのではないかと
思います。
とにかく、今年の第一回基礎学力テストの数学は、ここ数年で一番易しい、取り組みやすい問題だと感じ
ました。これで今回、自分の目標点が取れていない生徒は、第2回、第3回の基礎学力テストの数学が非
常に心配です。というのも第一回数学が易しかった年は、第2回・第3回の数学の難易度がグンとUPする
のが恒例となっているからです。決してレベルの低くない公立中学で、第3回数学の学年最高が80点に
とどかなかった(80点無かった)年は、第一回が易しかった年でした
社会に関して言えば、ほとんどが衣笠のいつもの講義そのまま。普通に受講しているまあまあ上位層な
ら90点は取れたでしょう。特に地理は、受講生は役に立つことが多かったように感じます。まさに基礎学
の前日、過去に出たと称して、学校教材にマジックで印をつけた資料の中に「ねぎの主産地」がありまし
た。合わせて近郊農業の説明もキーワードを元に強く指摘したので、もちろん出来ていることと思います。
あえて、少し、少しレベルが上がる問題といえば、沖ノ鳥島が東京都と答えさせる問題、バルカン半島が
「ヨーロッパの火薬庫」と言われた理由説明、正倉院が「シルクロードの終着駅」と呼ばれた理由を書かせ
る問題くらいでしょうか。それを落としても、普通に真面目にしていれば90点は取れているはず。そう思い
ませんか?衣笠の社会科受講の中3生!!そこのところ、ぜひ、衣笠まで感想を!問題を実際に見て改
めて、夏休み以降の基礎学対策には正当性があり、間違いではなかったと実感しています。 衣笠
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