城東高校・徳島北高校
城南高校・徳島市立高校
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
「小学校内容を深めることが、中学・高校・大学入試の地力を作る」
進学塾を運営していて、毎年強く感じることがあります。
それは、「小学校の学習内容をどれだけ深く、確実に身につけられるか」が、その後の中学・高校、さらには大学受験にまで、大きな影響を与えるということです。
たとえば、灘中学では中学1年で中3の内容までを学び終え、中2からは高校範囲に入り、高2までの4年間で数学Ⅲまでのハイレベルな内容を学びます。
なぜこのような加速が可能なのか。それは、小学校時代に標準問題にとどまらず、難問に取り組み、深く考える力をしっかりと養っているからです。
つまり、中学受験をする・しないにかかわらず、小学校段階で算数や国語の応用問題に触れ、思考力を育てておくことは、将来の学力形成にとって極めて有利なのです。
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■ 実例:碩学ゼミナールのAさんの歩み
当塾に通っていたAさんは、小学5年から中学受験はせずに、しかし「本物の学力」を求めて、着実に学び続けてきた生徒でした。
標準問題を完璧に理解したうえで、国立大学附属中学受験生向けの教材『エフォート』の算数・国語を、基礎から発展レベルまで丁寧に完璧に積み上げました。
中学入学後は、中学1年の9月で中学範囲を終了。その後は高校入試レベルの難問に取り組み、中学3年時には高校数学Ⅲまで勉強していました。
第2回基礎学力テストでは、500点満点中、堂々の498点を獲得しています。
その面談の際、私は本人にこう伝えました。
「第3回で500点を目指す必要はない。今後の人生を見据えて、自分のやりたい勉強を思いきりやりなさい。塾としても応援します。」
学習報告書によると、彼女は冬休みに1日平均12時間勉強していました。
内訳は、高校受験の勉強に6時間、大学受験レベルの勉強に6時間。
市立高校の理数科に進学し、今も元気で頑張っているようです。知らせを聞くたび、こちらもうれしくなります。
正しい方法で、真面目に勉強に取り組むと、子どもたちは自然と「勉強が好き」になります。
他の生徒の頑張りを参考にすることはあっても、「自分の生き方は自分で決める」。
そんな自己肯定感と、学びへの主体性を育てる指導を、私は心がけています。
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■ 教育も、専門家の手で
塾の指導も、医療行為と同じです。
教育学・心理学・医学の知見に基づき、子どもの発達段階を理解したうえで行う必要があります。
ときには厳しさも必要ですが、それ以上に、「子どもの内側にある興味」を見つけ、引き出すことが大切です。
やる気のある生徒たちの間には、授業中の私語も一切起こりません。誰かに言われてやるのではなく、「自分でやりたくて勉強している」状態こそ、最も強い。
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■ 小5・小6の過ごし方が未来を決める
大学受験までを視野に入れたとき、小学5年・6年の過ごし方が、後の人生に与える影響は計り知れません。
私の地元の徳島の皆さまにも、このことをぜひご理解いただきたいと願っています。入塾説明会では、このような話もじっくりとお伝えしています。
碩学ゼミナールは、小学校から大学受験を見すえた、無理のない・無駄のない・しかし着実に力がつく学びを提供し、「勉強が好きになる長期計画」をもとに、確かな実績を積み上げてきた塾です。
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■ 関連記事:印象的な合格体験記
ぜひ、以下の卒業生の合格体験記もご覧ください。きっと学びのヒントがあるはずです。
• 今までの卒業生の中で、印象的な「合格体験記」①
https://sekigaku100ten.com/6402-2023-04-04
• 今までの卒業生の中で、印象的な「合格体験記」②
https://sekigaku100ten.com/6529-2023-09-28
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7月12日(土)の入塾説明会でも、上記のようなお話を具体例を交えてお話しいたします。
→ https://sekigaku100ten.com/blog
令和7年7月9日(水)
碩学ゼミナール
塾長 衣笠邦夫
参考資料 2025年3月時点 各高校の公式ホームページの発表
国公立大学合格人数【最新情報】(現役生合計!)
城東高校 162名(58.9%)(卒業生275名)
城南高校 168名(56%)(卒業生300名)
徳島市立高校 141名(44.5%)(卒業生317名)
城ノ内中等教育高校(城ノ内高校)86名(67.7%)(卒業生127名)
徳島北高校 150名(56.6%)(卒業生265名)
城北高校 67名(24.7%)(卒業生271名)
鳴門高校 21名(7.8%)(卒業生270名)
◎合格者は、全て正確な数字です。卒業生の人数が、HPの発表と比べてわずかに異なる場合が考えられます。その場合、国公立大学への合格割合が0.5%程度変動する場合があります。ご了解頂ければ幸いです。
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。
現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。
座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。