第一回基礎学力テスト 「 理科 」の問題への感想
今年の基礎学第一回の理科は、例年は比較的入試でもよく出る問題をベースに作られた問題が多い傾
向があるのに対して、変化球のような、生徒の空振りをねらった問題が多々ありました。
例えば、1番(1)のイヌワラビの地上に出ている部分が葉であることを選ばせる問題は、教科書には出ているものの、問題集にもあまり出題されていないので、注意深く教科書を学習してないと答えられません。
(ちなみに川真田がシダ植物の指導をする際には、必ずこのことは触れます)
3番の蒸留の実験の問題も、(2)の発生した混合液の密度と含まれる水とエタノールの体積比から、水の方が密度が大きいことを考えさせる問題は二択とはいえ、難しい問題です。
また、(3)のガラス管の先が、試験管の液体中に入らないようにする理由を答えさせる問題も生徒がなかなか正解しにくい問題です。
しかし、碩学ゼミナールのよく出る記述問題ばかり集めて徹底トレーニングする個別プログラムには、含
まれている問題です。
4番の酸化銅の還元の計算問題は県外の入試問題などを解き込んでいないと難しいかもしれません。
5番も鉱物はいつもセキエイ、チョウ石、クロウンモしか出ないのに、いきなりキ石やカンラン石が出てきてパニックになった人も多いかもしれません。しかし、過去問等を解き込んで、上記3つの鉱物の知識が
きっちりしていれば、正解できています。
8番の静電気の問題は覚えてないとできない(考えてできる問題ではない)のですが、碩学ゼミナールでは、こういった細かいところはチャレンジテスト(一問一答式)でカバーしていっています。
碩学ゼミナール 理科主任 川真田 渉
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