城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
2023年徳島県高校入試・社会より
【問い】
「観光地(問題文下線部④)に関して、近年、生態系の保全と観光の両立を目指した
取り組みが進められている地域がある。このような観光の取り組みを何というか、カタカナで書きなさい。」
【こたえ】「エコツーリズム」
(選択問題ではなく、語句を書かせる問題としての出題)
今年の徳島県入試の社会の暗記事項で、これが一番難しい問題だと思います。
基礎的な問題集にはほとんど入っていないし、標準的な問題集でもあまり見ません。
「地理」の教科書をしっかり勉強して、教科書の本文の重要な語句を暗記しないと書けなかったと思います。
塾では、勉強方法を何度も繰り返して伝えて、毎回暗記テストもしていたので多くの塾生が正解することを期待していました。
昨日現中3生が「高校準備講座」に来ていたので、アンケートを書いてもらいました。
その結果「エコツーリズム」について
中3SSクラス 書けた7名
書けなかった0名
書けた確率100%
中3Sクラス 書けた6名
書けなかった6名
書けた確率50%
中3基礎個別クラス 書けた2名
書けなかった3名
書けた確率40%
全体で集計すると
書けた15名
書けなかった9名
書けた確率62.5%
徳島では、間違いなく90点以上のレベルの問題なので
SSクラス100%、全体62.5%の正解率は良い方だと感じています。
このほか、少しレベルが高い問題で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の「難民」がカッコで抜かれていて「難民」と書かせる問題がありましたが、
これは普通に塾(衣笠の社会)の授業を受けていれば、絶対に解けると信じていますし、解けて当り前と思っていたので
アンケートに入れるのを忘れました(笑)
難民という語句は、徳島県入試では頻出で、二十数年前には「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」を選択問題ではなく、
全て書かせる問題として出題されています。このUNHCRに関しては、以1991年から2000年まで国連難民高等弁務官を努めた
緒方貞子さんの話にもかなりの時間をかけて、その重要性を訴えました。個人的にはほとんどの塾生が正解したと固く信じています。
アンケート最後の質問は
「今回の高校入試の当日の出来具合に対して、自己満足度は何%?」
これに答えた生徒の答は
100% 5名
90% 6名
85% 1名
80% 4名
75% 1名
70% 3名
65% 2名
50% 1名
この結果から47.8%の生徒が90%以上の「自己満足度」
を示しているので一定の指導成果は上がっていると感じます。
また全体のアンケートの内容を読んで、自分の【予想得点】が高いのに
【自己満足度】を低く書いた生徒は、もともとの目標が非常に高かく、
自分に厳しいのだと改めて感心しました。
以上高校入試分析の途中報告です
衣笠
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。