2022/07/20 (水) - ブログ

中3生の「夏休み」の始まりに寄せて

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

中3保護者の方
お世話になっています
夏休みの勉強について簡単に書きます
まず夏休みが始まる前に学校行事、学校の補習、登校日などをお子様と確認して
1週間単位で、勉強の計画を立てていただきたいと思います。
ほとんどの中3生は、月曜日、木曜日に通常の塾があるので午後7時から10時は塾で勉強。塾の夏期講習がない場合、多くの日は学校の行事もないことが多いので自宅で一人で勉強することになるのが普通です。
昨年の中2の夏休みを考えて、十分自己管理ができて、満足する勉強時間が確保できた
生徒は別ですが、そうでない方は夏期講習を勉強の緊張感を高める目的でも受講する価値があると思います。
主として、火曜日、金曜日、土曜日の午後1時から4時までの3時間、42時間特訓講座が設定されています。この講座は、長い夏休みの間の勉強のペースメーカーとしても重要です。3時間の中には自分の希望する科目と単元を自由に勉強できる時間がだいたい半分くらいあります。
その時間には自分のレベルに合った問題を講師に作ってもらうこともできますし、苦手な分野の解説を最初から講師に質問することも可能です。午後1時から4時までの3時間、集中して勉強できるので、午前中に2時間勉強して、午後4時から就寝時刻までの間に3時間勉強すれば1日合計8時間勉強ができることになります。

中3の1学期の部活がない日曜日に1日8時間勉強できていた人は、夏期講習に参加しなくても1日8時間の『自学』ができるかもしれません。しかし、1学期の日曜日の勉強時間が思うように伸びなかった人は、是非42時間特訓講座を活用してほしいと思います。

たとえば遠隔地から通塾されている生徒は、バスやJRなどで午後1時に塾に来て42時間特訓講座が終わった後も午後7時まで自習室に指定した教室で自習をすることをお勧めします。(自習室が空いている場合は午後10時まで自習が可能です)

土曜日の42時間特訓講座と夜の苦手克服講座の空いた時間は自習室に指定された教室で
自習できます。
その他、自分に必要な「苦手克服講座」も受講して1週間の勉強計画を立てるとよいと思います。これを可能であれば、お子様と話し合いながら決めていってあげてください。
衣笠も長男が中3の時に夏休みの「勉強計画」を二人で決めたことを覚えています。
計画が無いと最初の10日間は勢いよく勉強するけれど、その後の30日は全く振るわず1日2時間もできなかったということも珍しくありません。

学校のない夏休みは、特に生活のリズムが崩れがちになるので、書き込みがたくさんできる
大型のカレンダーに毎日の勉強時間を書き込むようにすればいいと思います。これは予想以上の効果があります。衣笠も毎日「筋トレ」の内容を机の前の大型のカレンダーに書き込んでいます。「筋トレ」を初めて2年2か月になりますが、このカレンダーへの書き込みが無ければ今まで続いていないと思います。

先に1日8時間勉強の計画について書きましたが、保護者会でもご紹介したYさんは本当に夏休み40日間の間1日も休まず1日10時間勉強しました。それが、その後の学年83番から3番への成績上昇の礎となったことは、間違いありません。
カレンダーへの記入ですが、実際の勉強時間とともに、1日の勉強時間が6時間以上で◎、3時間から5時間59分までが△、2時間59分以下が✖などと基準を決めて勉強時間とともに◎△✖などの記号も書き込むことが集中して長続きするコツです。
そのカレンダーの書き込みを見て、お子さまが頑張っていると感じたら「1日8時間も勉強できたのは、お母さんは凄いと思うわ」とIメッセージでほめてあげてください。
衣笠もほぼ毎日、父母のお仏壇にお参りした後に、ミニチュアシュナイザー(室内犬)のココちゃんと5分間遊びます(毎日5分間時計で計ります)。そのあと筋トレをして、それをカレンダーに記入して、その後
日記をだいたい8分から10分で書いて(キッチンタイマーで計ります)から出勤します。日記の中には前日体験した
感謝する良かったことを3つ書きます。これは学習報告書で生徒に書いてもらっていることと同じです。
最後にお子様が気弱になって「志望校を下げた方がいい?」と聞いてきたときに、絶対に
下げてもいいと受け止められるような発言を保護者の方は控えてください。ここでは
くわしく書けませんが、衣笠が学んだ心理学と教育理論と自分の30年余りの経験から
断言します。この時期に志望校を下げるかまたは、それらしい話をすると、「努力の量」も信じられないくらい落ちます。
ご本人が「腑抜け」のようになります。今までで本当に多くの実例に出会ってきました。
香川で高校の出願の時の学校の面談で安全策を取って志望校を下げて出願した生徒がいました。 その後、その生徒の保護者が全く生気のない自分の子どもの様子に、落胆して、不合格でもいいからと、学校に頼み込んで、元の第一志望校に再び変更して出願して合格した例もありました。
人は自分の「夢」に向かって生きる本能があります。
「夢」がなくなると、「理屈」だけでは力が入りません。
志望校を下げるのは、やってやってやり切った後の基礎学3回後でも全然遅くありません。
書いているうちに午前6時35分!

朝です
もう帰ります。

夏期講習の締め切りは7月19日の午後11時まで延長しました
追加受講も歓迎します

以上よろしくお願いします。
令和4年7月19日
碩学ゼミナール 衣笠

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。