城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校（城南・城ノ内・徳島北高）
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
【中３生・全保護者へのメール】
お世話になっています。
このメールは、中３生の全保護者の方にお送りしています。
春期休暇前の４月２３日に実施した社会の「宿題テスト」の結果をもとに、意外にも社会が苦手な生徒が多い理由をお伝えしたいと思います。
まず、クラスごとに塾のページを指定して暗記するように
伝えて出題した宿題でした。大袈裟な話、テキストの答えを
丸暗記したら１００点が取れる問題です。
結果、１００点が２名（立派です！素晴らしい！）
９７点が３名です。
ここでお伝えしたいのが、県名と県庁所在地の問題の出来の悪さです。教科書の履修学年で言うと小学校４年生に入ります。事実、衣笠の子供が通っていた佐古小学校は、小学４年生で県名・県庁所在地のテストに満点にならなければ、居残りさせられていました。長男も合格しないで残されていたみたいです(笑)
また、高校受験では、絶対に必要な知識です。他のことが
暗記できていても県名がわからないとすべて失点してしまいます。問題の構造がそのようになっています。
結局、中学で社会が苦手な生徒は、小学校で習う内容が
まったく暗記できていないのです。県名・県庁所在地が
完全に暗記できていないと、中学社会の「日本地理」はすべて空まわりします。また、ドイツとかマレーシアとか
スペインやアルゼンチンなど、必ず一度は聞いたことのある
国の位置と形を知らない生徒が驚くほどいます。
これが
中学社会が苦手な生徒が多い最大の理由です。
実は大事なことの多くの部分は小学校で学習しています。
日本国憲法も国会も小６の３学期に既に習っています。
中学で習うのは中３の「公民」分野です。
社会は、数学以上に小学校の内容が身につかないまま
中学生になってしまって、中学社会が難しく感じる生徒が多いというのが真相です。今日返却した４月２３日の「宿題だった」テストの答案のコピーがそのことを雄弁に物語っています。
成績上位クラスでは、「これが１００点取れないと
学年上位は無理だよ！だって宿題だったんだから」と嫌味を言ってしまいました(笑)
市高理数科クラス・ハイレベル個別・ＳＳ・Ｓクラスの
「新中学問題集」、個別クラスの「マイクリア社会」どちらも受験会では非常に定評のあるテキストです。
１学期は受験の「筋トレ」の時期です。
その教材だけでも、反復学習しておけば、２学期以降
過去問を解きだした時に、飛躍的に実力がアップします。
取りあえず、県名・県庁所在地に関しては、ご自宅で
完全になるまで「特訓」してください
４月２３日に欠席していてテストを受験していない方は
お子様に県名と県庁所在地を、出来れば自家製のテストをしてみてください。その出来具合で「受験社会」の進捗状況が
結構はっきりとわかります。
意地悪な話ですが、お子様が４月２３日の「社会宿題テスト」の答案のコピーを紛失された方
塾にもとの答案がありますからいつでもコピーできます(笑)
お申し付けください。
今週から順次ＺＯＯＭを導入していきます。
その環境で伸ばすべきは「自学力」です。今まで以上に
チェックテストを計画的に実施して、基準に達しない生徒は
補習します。
今日生徒さんには、チェックテストの説明書を配布しました。
まだ、メールでお送りしてないご家庭には、この後別のメールで送りします。自宅でＺＯＯＭ授業を受講するときに
チェックテストがある科目は前日までに取りに来ていただく予定です。
くわしいことは明日メール送信します。
以上、春期休暇明けの少しばかりの刺激でした(笑)
令和2年5月12日
碩学ゼミナール 衣笠
碩学ゼミナール 塾長 衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川７校舎統括責任者。家族（嫁、長女、長男、母）をこよなく愛する。毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親セミナーも手がける。