城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
本日は、碩学ゼミナールの「理科」主任、川真田先生の定期テスト「理科」勉強法です。
大学の教育学部の見識と教職歴20年の経験の積み重ねから生み出されたアドバイスは、定期テストで高得点をめざす生徒にとっては大変な参考になるものです
理科
定期テスト対策勉強法
(1) 川真田的中学校理科内容の解釈
川真田の感覚としては、中学校の理科の内容というのは、約70%が暗記または暗記した事項を利用して考える問題、残り約30%が計算問題という感じです。ということは、仮にまったく計算問題ができなくても、キチンと暗記できれば、70点くらいはとれるということです。
理科が苦手という人の多くは、苦手意識からか、まず覚えなければいけない内容をキチンと暗記していません。その点の意識改革をしないと点は上がりません。
なお計算問題については、よく出る計算問題のパターンは限られます。まずはその頻出パターンをキチンとマスターすることが重要になってきます。
(2) 具体的な勉強法
① まずは基本用語を一問一答で暗記する。
理科の問題では、用語を答えさせる問題も比較的多く出題されます。特に定期テストではその傾向が強いです(探求の理科によく出ているので)。
用語暗記には、一問一答形式が一番最適です。何回も繰り返し取り組んで(最低3回)、絶対に用語で点を落とさないようにすることが大切です。
一問一答にはたいてい問題文にキーワードがあります。そのキーワードと答えを結びつけて覚えるようにしましょう。キーワードについては、授業等で川真田が言うことがありますので、キチンとチェックしておきましょう。
例 生物の体をつくっている小さな部屋を何というか?→細胞
あと、最後の一文で答えが変わる問題があるので、そういう問題は特に注意して暗記しましょう。
例 磁石の運動によって、コイル内の磁界が変化すると電流が発生する。この現象を何というか?→電磁誘導
磁石の運動によって、コイル内の磁界が変化すると電流が発生する。この電流を何というか?→誘導電流
② 実験の注意点は、理由をよく出題されるので、必ず覚える!
実験の注意点は、記述問題の中でも頻繁に出題されます。しかし、きかれることはいつも一緒で、答え方もたいてい同じです。ということは、理由を丸覚えしてしまえば、記述といえども、暗記問題です。川真田が授業中に「よく出る!」といったものは確実に覚えておきましょう。過去の傾向を分析した上での発言です。
③ 理科の暗記は、図と関連付けて覚える!
当たり前のことですが、理科では図を意識して覚えないと意味がありません。なぜなら、テストでは、この図のこの部分を何といいますか?と出題されるからです。ただ覚える際に基本的にはいちいち図を描いて覚える必要はありません。問題の図を見て答えれるようにするだけでいいです。図を描く問題はまず出たりすることはないので。
④ 中学一年の光の単元に代表される、作図中心のものは、頭の中に図がイメージできるくらいまで、何度も作図練習をする。
作図問題は、頭の中でイメージできるくらいまでかく練習をしましょう。そうしないと、テストの短い時間では時間のロスが多いです。簡単な問題なら、いちいち図をかかなくても、問題の状態をイメージして答えられるくらいまですること。
⑤ 計算問題は、「みるみる」の解き方を繰り返し勉強し、基本パターンを十分にマスターする。
塾の理科の標準テキストである「みるみるわかる理科」は、高校入試まで対応できる重要な情報がほぼ入っています。計算問題もしかりで、計算の基本問題やその解き方はきちんと説明が載っています。
探求の理科の計算問題で詰まる場合は、「みるみる」に戻ってみましょう。
(3)定期テストに向けて
定期テストでは、やはり「探求の理科」から多く出題されることが多いです。まずは探求の理科の範囲を3回くらいはやって、同じ問題が出たら、確実に取れるようにしましょう。
理科の問題レベルで、入試問題を10とするなら、基礎学力テストは8~9、探求の理科は5~7くらいのレベルという川真田なりの感覚です。探求の理科は、そういう意味でやさしめのテキストということになりますが、入試や基礎学で出る問題も多く載っています。
ということは、探求の理科を極めることは、入試や基礎学の勉強の基礎を固めるものになります。先を見据えて、定期テストではまず探求の理科を完璧に仕上げること、それが最重要ポイントになります。
しっかり取り組んで、高得点を目指してください!
川真田
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