城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
各講師の皆様
お疲れ様です
明日からまた授業ですが皆様は
春期休暇をいかがお過ごしになられたでしょうか?
良き思い出の多い良い休暇であれば何よりです。
私は、妻と共に京都の寺院と美術館、博物館巡りをしました。
学生時代京都に4年間住んでいたのに、殆ど名所というものを廻ったことがなかったので、改めて歩いてみると新鮮な驚きに満ちておりました。
ただ、
今回特に印象に残ったのは美術・工芸品ではなく、「貝の出汁」で作ったラーメンです。
ベーシックなものが1杯1000円。物凄い行列で妻が非常に興味を持って一緒に列に並びました。こちらが並んだときは午前9時30分くらいでまだ一番空いていた時でしたが20分ほど並んで店内に。
実際に提供されたラーメンは、期待以上の味わいで、細部まで緻密に設計された味の構成に深い感銘を受けました。
特に、トッピングされたチャーシューの厚さや配置に至るまで、全体の調和が取れており、「行列の価値」を実感させられる内容でした。
これまで私自身貝のスープに全く興味がなかったのですが、その味から行列を生む実力を感じました。いまでも常に一流に憧れる人間からすれば、さすがの出来でした。
行列を並んでまで食べるというハードルの高さをすんなり飛び越えて、また食べに来たいと思わせる技はやはり一流だと感心しました。常に行列ができる実力は本物でした。
先程徳島に着きました。昨年8月に乗り換えたスバルの車は、高速道路では本領を発揮します。運転支援機能のアイサイトXを使うと高速道路での運転の疲労度は、以前乗っていた10年前のクラウンと比べて大幅に減少しています。これも技術の進歩だと感じました。
―――
今回の旅行を通じて、「本物」とは何かを改めて考えさせられました。
味の構成、技術の進化、そして人の心を動かす力――それらは、どれも一朝一夕で成し遂げられるものではなく、積み重ねの中で磨かれた“本物の力”です。
我々も、教育という世界で「一流」を志す者として、指導力・教務力・人間力において日々精進してまいりたいと思います。
目の前の生徒にとって、自分が「行列を作る存在」になれるか――それは誇張ではなく、教育の現場でも通じる話だと私は考えています。
5月からも、どうぞよろしくお願いいたします。
ともに、より良い塾を、より高い教務を、目指してまいりましょう。
令和7年5月5日
碩学館 衣笠
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。
現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。
座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。