一問一答の450題がある程度暗記できたら、次に碩学ゼミナールが独自に作
成した「歴史の流れ」プリント集(A4で18枚程度)をやらせます。講師が歴史の
流れを説明するのと同じように書かれた文章の重要部分がカッコ抜きになって
います。これを読んでカッコをうめていきます。基礎力の無い生徒は、普通全く
答えを記入することができず、一回目はテキストが赤ペンで真っ赤になります。
それでも、読んで歴史の流れが理解できれば大丈夫です。2回、3回と繰り返
すうちに、起承転結のある「歴史の流れ」が頭に入ってきます。
順調に、このあたりまで進んでくると、自分で別の問題集を勉強しても全部、
身につていく感覚が味わえます。最後に、語呂合わせを使って、重要歴史年表
30を暗記させます。
これで、基礎特訓編が終了です。
最後の歴史年表30暗記が、今年は夏休み最終週の宿題でした。
この勉強を進めている際に、疑問点は質問を受け付け、その解説をできるだけ全員に聞いてもらうように
しました。
その上で、「もっと知りたい時は、教科書を調べて読みなさい」と伝えます。「歴史の流れが頭に入ったら、
今まで読んでもわかりにくかった教科書が、驚く程よくできた書物であると初めて理解できるよ」と話してい
ます。
最後に、過去問を解かせて、傾向を理解させ、また以前の自分と現在の自分を対比させて、社会科の学
力の伸びを実感してもらいます。
ここまで、順調について来ることができた生徒は、自分の勉強に自信が持てますから、後は特別なことを
しなくても自分で勝手に成績を伸ばしていきます。このホームページで合格体験談を書いてくれている、
城ノ内高校合格のBさんもこの成功パターンです。
毎年、中3の1年間で実力テスト100点~130点UPの生徒が何人も出ます。
やはり、9月から急激に成績を伸ばす生徒は、理科・社会がそれぞれ30点~40点は上がっています。
それでは、次回は城東・城南・城ノ内・徳島北高逆転合格のための「地理」の勉強方法について解説しま
す。
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