城東・城南・城ノ内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です
前回、中1基礎学数学で、2年連続100点と書きましたが、採点基準が変更になったようで
数学の答案が回収されて、96点になったとのことです。これは、塾としても初めての経験ですが
生徒のために厳しく採点することには大賛成です。今回は残念でしたが、また今度、100点が
取れるように頑張りましょう。
また、英語に関しては、普段通り。中1Sクラス 10名中、100点が1名、98点が2名、97点が1名…
とまあ、 いつも通り。
意外なことに思われるかもしれませんが、碩学ゼミナールでは、単にテストの点が悪かっただけでは
叱られません。テスト終了後に振り返り、どれだけ努力したか、計画的に正しい方法で勉強したか、
勉強時間数は足りていたのか、勉強に取り組む姿勢は真剣だったか。
その過程をこそ問題にします。
昨日も中3Sクラスで、激しく心の底から生徒に語りました
「 高校に合格するだけが目的じゃないだろ、高校に進学して、勉強に、部活に一生懸命打ち込んで
それにちょっと好きな人ができたり…充実した高校生活を送るために、高校行くんだろ。
でもそれだけでないでしょう。大学目指す人は、頑張って大学入って、でもそれだけでもない
でしょ。入ったら出ないかん。出て、自分のなりたい職業について、そこで活躍してたくさんの人に
喜んでもらう!医者になるなら、たくさん勉強して、人間性も磨いて、多くの患者さんに喜んでもら
う!それが自分の本当のやり甲斐につながるんでしょう。
高校合格なんて単なる通過点だよ。高校合格だけを目的に勉強したらあかんよ!」と。
これを書きながら、十数年前の長女との出来事を思い出しました。
長女が中学一年の1学期の中間テスト。返ってきた英語のテストは100点でした。
みなさんもご存知のように、中1の1学期の英語のテストは本当に易しくて
100点取って当たり前のテストです。
しかし、返却されたあと、長女は自分の答案に採点ミスを発見したらしく、
自ら学校の先生のところにその答案を持って行って98点に訂正してもらったそうです。
それを聞いた私は、日頃あまり自己主張しない長女のその行動が
本当に心から嬉しくて、彼女に言いました。
「 すごい。正直やなあ。偉いなあ… 」
それに対して彼女は
「 そんなん、間違いがあったのに、訂正してもらうのは当たり前じゃないいの 」
衣笠「 でも、黙っていたら100点のままだろ。だから、何も言わないで100点のままにして
おく人も中にはいるんと違う? 」
………
………
長女「 そんな人がいるなんて、 信じられない 」
…………
…………
衣笠「 君はえらいなあ~。将来、君はきっと幸せになれるよ 」
長女「 ……… 」
この素直で、正直で、おだやかで、疑いのない長女との語らい
これが自分の中での
彼女との一番嬉しい、
一番大切な思い出です。
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