城東・城南・城ノ内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です
志望高校合格と
志望大学合格と
将来の夢と
もし、ひとつだけ手にいれることができるとしたら
本当に実現したいのはどれですか?
昨日書いた、上記「碩学ゼミナールの塾生への問いかけ」について、少し補足したいと思います
人はそれぞれ多くの希望が有り、それに向かって努力することが健全な生き方だと考えます。ただし、人生の中で、自分の希望が全て叶えられるという人は
ごくごく少数でしょう。
「たった一度しかない人生、貴重な時間を無駄に使わないためにも、本当にやりたいこと。自分自身の才能を活かして、人生を通してやるべき目標を早く見つけましょう。」と問いかけているわけです。
本気で勉強を始めるのが遅く、志望高校への点数が全く足りない場合でも、
志望大学に目を向ければ、受験まであと3年4月の時間があります。
受験において、周りの環境は、もちろん大変重要な要素ですが、それが全てではありません。やはりそれ以上に本人の「考え方」「心構え」大切だと思います。
以前教えていた、非常に成績優秀な男子生徒のお父様は医師でいらっしゃいました。その生徒は、塾の宿題の作文の中で書いていました。
「父は、いつも疲れています。……ただ、父はいつも『人のために役立っていると感じられるので,やり甲斐がある。幸せだ』と常々言っています。…」と。
深くは聞きませんでしたが、この生徒も尊敬する父の姿をみて、医師という職業を選択するんだろうなと、勝手に理解していました。
中学3生で、人生の目的や将来の職業を決めている生徒はほとんどいないと思います。
ただ、高校入試は合格するだけが目的ではなく、少なくとも充実した高校生活を送るために受験するべきであるというのが、碩学ゼミナールの考え方です。
絶えず、「遠く」を意識して、自分の考えを深める努力を続けることが後悔しない生き方につながると
衣笠は、最近特に強く思っています。
この内容について、さらに言及した内容になっていると感じますので
以下に、2013年1月17日付けの衣笠のブログ内容を再録したいと思います。読んで頂ければ、幸いです。
先日、保護者会で失敗しない3つのものの見方を紹介しました
遠くを見る
本質を見る
多角的にみる
1番目の遠くを見るとは、自動車免許取得中の高速道路教習で、教官がよくハンドルを持っている教習生に言います。「目の前の道路ばかり見ないで、もっとまっすぐ遠くを見て運転しなさい」 これって、なんか日常生活のことにも通じませんか。失敗することを恐れて、必要以上に小さいことを気にする。
目の前のことにこだわりすぎて、大事なことを見落とす。
長男がまだ高校生の時、嫁とよく彼の学校の成績のことで議論しました。嫁は私より10倍常識的な普通の人で、私よりはるかに長男の学校の成績にこだわっていました。そんなとき私が言う質問はいつも同じでした。
「長男が30年後、どんな大人になっていてほしい?」 その質問には直接答えず、同じ質問を嫁が私にしたこともありますが、私の答えはいつも明確です。
自分の長所を生かせる職業についていて、毎日を向上心を持って生きていてほしい。できればその職業で、一流を目指していてほしい。自分の収入は、他の人にどれだけ喜んでもらえたかに比例することを理解して、自分や自分の家族の生活にも責任持って生きていてほしい。周りの人や友達を大事にして、今生きていることに感謝しながら人生を送ってほしい。
30年後、自分の人生について、親や周りの環境のせいにしただけで無責任と考えられる40歳代半ばに、人として生まれた喜びを感じながら、生きていってほしい。そのためには、私自身今は厳しく愛情を持って子どもたちに接していきたい。
最後に、哲学者であり、仏教者であり教育者でもある方の大好きな言葉を紹介します。
家庭の役割は、子どもに人間的生活習慣を身に着けさせることであり、
学校の役割は、真の学力への道すじをつけてあげることです。
どのような真の学力を手に入れるかは、子供一人一人によります。
この言葉の「学校」というところを「塾」と置き換えて、日々の活動の座右の銘にしています。
衣笠
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