2015/11/18 (水) - ブログ

昨日、お医者さんとお酒を飲みました

    城東・城南・城ノ内・徳島北高  受験専門塾

                    碩学ゼミナールの衣笠です

昨日は、基礎学対策の授業も終了し、仕事にも一区切りついたので久しぶりにお酒を飲みに出ました。

行き先は、長女のことも知っている馴染みの居酒屋です。

仕事を終えて、一旦帰宅してから出たので、お店についたときには12時を回っていました。

ほどなくお客は隣の男性と自分の二人きりに。

そのお客さんと女主人の会話が聞こえてきたのですが

どうやら、となりのお客さんは病院勤務の方のようでした。

そこで少し話しかけてみました

「患者さんを診られているんですか?」

その方は、ご自身が医師であることと、勤務病院も教えてくれました

少しとりとめもない話をしたあと

自分が塾の講師であり、塾生に伝えたいと ”インタビュー”を申し込み、お受けいただきました。

その方曰く

「医師として勤務すると仕事を成功して当たり前というプレッシャーはある

でも、その覚悟が持てないのなら、医師はやってはいけない」

実は十分酔いが回っている感じでもありましたが

だからこそ聞くことができた本音には

プロの矜持が感じられました

「学生時代、真面目に勉強した自負はある

国立大学医学部で勉強させてもらったのは、税金で助けられて

医師免許を取らせてもらったとも思っている

だから、医師になったからは、その分患者さんに返していかないといけない

私立大学の医学部の人は、何千万円も払って学んだんで、自分の進路は

自分で選択していいが、

国立大学出身の医師は

自分に国からもらった税金を返金してから、

(他の職業に就く場合)職業選択の自由を主張したらいい」

国立大学医学部卒の医師はエリート意識が強く、自分の権利を主張される方も多いとの

思い込みもあったのですが

酔った上で、だから出た(素面では言わないだろう)本音の素晴らしさに思わず

本当に拍手してしまいました。

「医師のやりがいは、どういうところですか?」

「それは、日々です。患者さんに感謝されるのが一番嬉しい。

それと医師であるということで、どこでも丁重に対応してくれる。

それに応える覚悟が必要なんですよ 。でも、それはどんな仕事の方も

同じでしょ 」

謙虚さと包容力と職業人・医師としての誇りが

押し付けがましくなく伝わってくる

大変魅力的なお医者様でした。

さすがに女主人が、

「うちは客筋がいいでしょ」

と自慢するだけのことはあると感心しました。

 いい勉強をさせていただきました。

 ありがとうございました。

                      

                           (了)

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