2026/11/05 (木) - ブログ

頑張る受験生に、今ご家庭でできること!

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 受験專門塾
  碩学ゼミナールの衣笠です。

子どもを伸ばす7つの褒め方と5つの応援原則

中学3年生の保護者の皆様
いつも大変お世話になっております。
碩学ゼミナールの衣笠です。

第2回基礎学力テストも近づき、生徒たちもいよいよ本気になり始めています。一方で、緊張や不安が大きくなるこの時期は、保護者の皆様の言葉や接し方が、お子様の気持ちに大きな影響を与えます。

反論を覚悟で率直に申し上げますと、中学3年生の9月以降のお子様の成績の伸びは、同じ授業を受けていたとしても、

• お子様自身の頑張り:50%
• 保護者の皆様のサポート:50%

と私は考えています。

もちろん、勉強を教えることは塾の役割です。しかし、お子様の受験への不安を和らげ、「もう少し頑張ってみよう」という気持ちを引き出す力において、保護者の皆様には塾は到底及びません。

そこで、僭越とは重々承知しておりますが、受験期のお子様への接し方についてまとめました。お時間のあるときに、さらっと(笑)お読みいただければ幸いです。
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1.子どもを伸ばす7つの褒め方
① 結果ではなく「過程」を褒める
点数や順位だけではなく、そこに至るまでの準備・継続・工夫・粘り強さを認めます。
「毎日10分ずつ続けたことが力になったね」
「途中で勉強方法を変えたのが良かったね」
結果だけを評価すると、思うような点数が取れなかったときに、「努力しても意味がない」と感じてしまうことがあります。結果が出る前の努力に目を向けてあげることが大切です。
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② 小さな変化を見つけて褒める
大きな成果だけを待つのではなく、昨日や先週より少し良くなった点を見つけます。小さな前進を言葉にすることで、子どもは自分の成長を実感しやすくなります。
「昨日より5分早く始められたね」
「前より丁寧に書けているね」

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③ 能力ではなく「努力」を褒める
「頭がいい」「才能がある」と能力を固定的に評価するよりも、努力や学習方法を具体的に認めます。
「大切なところに線を引いて覚えたんだね」
「分からないところを質問できたのが良かったね」

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④ 具体的に褒め、事実を認める
「すごい」「偉い」だけで終わらず、何が良かったのかを具体的に言葉にします。具体的な言葉は、次に何を続ければよいのかを子どもに伝えてくれます。
「途中式を書いたから、間違いに気づけたね」
「間違えた問題をそのままにせず、解き直したのが良かったね」

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⑤ 比較せず、その子自身の成長を褒める
兄弟や友達、クラスメートと比べるのではなく、過去の本人と比べます。他者との比較によって得られる自信は、勝っている間しか続かないことがあります。
「前回より、自分の考えをはっきり説明できたね」
「以前より、集中できる時間が長くなったね」

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⑥ 失敗したときこそ「挑戦」を褒める
成功したときだけ褒めていると、子どもは失敗を恐れ、安全な課題ばかりを選ぶようになる場合があります。
失敗したときには、挑戦したこと、振り返ったこと、もう一度やり直そうとしていることを認めてあげてください。

「難しい問題から逃げずに挑戦したね」
「間違いの原因を考えられたことが大きいね」
「次にどうするかまで考えられたのは立派だね」
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⑦ 日常の中で「存在」と「行動」への感謝を伝える
これは、7つの中で最も大切なことかもしれません。(私は、そう信じて、ある意味毎日子どもたちに言ってきました。決して甘い父親ではなかったと思いますが「存在」への感謝は、必死の思いで子どもたちに毎日伝えてきました。

受験期の子どもは、「成績が上がらなければ認めてもらえない」「期待に応えられなければ、自分には価値がない」と感じてしまうことがあります。

だからこそ、成果が出たときだけではなく、何でもない日常の中で、感謝と安心を伝えてあげてください。

「話してくれてありがとう」
「手伝ってくれて助かったよ」
「あなたがいてくれるだけでうれしいよ」
「どんな結果でも、あなたの味方だよ」
「生まれてきてくれてありがとう」

「生まれてきてくれてありがとう」という言葉は、成績や能力とは関係なく、お子様の存在そのものを肯定する言葉です。
思春期のお子様に面と向かって伝えるのは、少し照れくさいかもしれません。お子様も素直な反応を見せないかもしれません。しかし、表情や返事には出さなくても、その言葉は心の奥に残ります。

受験で思うような結果が出ないときや、自信を失っているときに、「自分は結果に関係なく大切にされている」という安心感が、お子様をもう一度立ち上がらせる力になります。

褒めることは、子どもを思いどおりに動かすための技術ではありません。
「あなたの頑張りを見ているよ」「あなたの存在を大切に思っているよ」と伝えることなのだと思います。
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2.受験を応援する「家族チーム」の5原則
お子様が受験生の場合、ご家庭が「受験を応援するチーム」としてうまくいっているかを測る一つの目安は、
受験を通して、以前より家族の仲が良くなっているか
ということです。

お互いの立場や心境を想像し、配慮し合いながら、同じ目標に向かって進む。目標達成のためには、家族のチームワークを良くすることが不可欠です。

 

そのために大切にしていただきたい「5つの原則」は、次のとおりです。
① 責めるより、まず気持ちを聴く
「どうして勉強しないの?」ではなく、
「今、何が一番しんどい?」と尋ねる。
正論を伝える前に、まず気持ちを受け止めることが大切です。

② 親の不安を、そのまま子どもにぶつけない
保護者の皆様も不安で当然です。しかし、その不安を「もっと勉強しなさい」「このままで大丈夫なの?」という言葉にしてしまうと、子どもの不安をさらに強めることがあります。今の対応は自分の「不安」のためか、子どもへの「愛情」の表現の一つか、自問すると対応が上手くなっていくと思います。

③ 本人の課題と、家族が支える課題を分ける
勉強するのは本人です。ご家族は、生活リズム、食事、安心できる雰囲気など、本人が力を発揮できる環境づくりを支えてください。

④ 家族の中で方針をそろえる
一人が励まし、もう一人が否定する状態では、子どもは混乱します。ご家族で方針を話し合い、できるだけ同じ方向を向いて応援することが大切です。

⑤ 受験の結果より、家族の信頼関係を大切にする
合格はもちろん大切です。しかし、受験が終わった後にも家族の関係は続きます。
「受験を通して、家族がお互いを理解し、以前よりも信頼し合えるようになった」
そう言えることも、受験における大きな成功だと思います。

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3.まずは、ご家庭の「安心」と「笑顔」を大切に
子どもの心が弱り、イライラしているときには、身近なご家族の安心した表情や言葉が大きな支えになります。
特に、日頃からお母様がお子様を支える場面が多いご家庭では、お母様一人に負担を集中させないことが重要です。お父様には、お子様への声かけだけでなく、お母様を支える役割もお願いできればと思います。

たとえば、
• 家事や送迎を代わる
• 悩みや愚痴を否定せずに聴く
• 一人でゆっくり過ごせる時間をつくる
• たまには気兼ねなく遊びに行けるよう後押しする
• お母様に「いつもありがとう」と感謝を伝える

こうしたサポートによって、お母様が休み、リフレッシュし、笑顔になれることは、お子様にとっても大きな安心につながります。
もちろん、ご家庭によって役割や状況はさまざまです。大切なのは、誰か一人に負担を背負わせず、家族全員で支え合うことです。
「花まる学習会」の高濱正伸先生も、「お母さんが笑顔で安心している状態が子どもの成長にとって大切であり、母親が心から幸せそうに笑う姿が子ども自身の幸福感につながる」という趣旨のことを繰り返し語っておられます。

 

保護者の皆様が心身ともに疲れ切ってしまっては、受験という長い道のりを一緒に走り続けることはできません。どうか保護者の皆様ご自身の休息や笑顔も、大切になさってください。
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受験期は、子どもにとっても、ご家族にとっても大変な時期です。
塾としても、学習指導だけでなく、生徒一人ひとりの不安に寄り添い、ご家庭と力を合わせて支えてまいります。

気になることやお困りのことがございましたら、いつでもご相談ください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

令和8年11月4日
碩学ゼミナール
衣笠

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。

現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。

それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。

座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。