城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
碩学ゼミ考える力を育む授業──間違いは成長のチャンス
碩学ゼミナールの授業は、生徒が問題演習に取り組む中、講師が巡回しながら誤答にヒントを添えるという独自のスタイルです。数学はもちろん、英語・理科・国語も同様に、生徒自身が「なぜ間違えたのか」をじっくり考えることを大切にしています。
正解に至るまでの道のりをたどることで、知識が定着し、応用力が養われます。ただ答えを教えるのではなく、考え抜く時間を与える。そうすることで、探究心が育ち、「わかった!」という学びの喜びが心に刻まれていくのです。
「間違っても、すぐには答えを教えない。その代わりにヒントをくれる。それが嬉しくて、もっと解きたくなる。」そんな生徒の声が、碩学の指導スタイルの価値を物語っています。
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主体的に学ぶ力──「自学力」を鍛える日々
碩学のもう一つの柱は、「自宅学習ができる生徒を育てること」。高校進学後に求められる力を、中学生のうちに養うのが目的です。そのため、無理のない年間計画を立て、毎週の進度を明確に。さらに「学習報告書」の記入を通じて、今何をすべきかが自然と見えてきます。
基礎学力テストの対策としては、過去10年分の問題に挑戦します。問題の難易度を体感し、自分の弱点を知ることができる貴重な機会。生徒には常に伝えています。「過去問は過去のもの。未来に向かう力は、今日の積み重ねでしか育たない」と。
クラスごとに配布する塾専用テキスト、自習計画、宿題、チェックテスト──これらを通じて、理解度を確認しながら進みます。成績優秀者の名前は教室に掲示しますが、それは競争のためではなく、自分の努力の証としての掲示です。
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入試に向けた3か月──学力の「土台」を築く夏
中学3年生にとっての最初の大きな試練、それが10月初旬の第1回基礎学力テストです。範囲は中1・中2の内容が中心。しかし、難易度は高く、準備が必要です。7月の期末テストが終わった直後から、約3か月間、徹底した復習に取り組みます。この時期こそ、入試に向けた「学力の土台」を築く大切な期間です。
この3か月の努力により、多くの生徒が5月の実力テストよりも大きく点数と順位を伸ばします。ここで得た自信が、次の挑戦へのエネルギーになります。
ただし、ここからが本番です。10月の第1回に続き、11月下旬には第2回の基礎学力テストが迫ります。その間には中間テストもあり、時間は限られています。そんな中でも、自己ベストを更新する生徒が多く見られるのは、日頃から育んできた「自学力」の賜物です。
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志望校への道──努力が結ぶ実力と絆
9月からは週3回の授業(月・木・土)体制に移行。特に土曜の午後は、国語・理科・社会・メンタルトレーニングの4時間集中授業を実施し、基礎学力の底上げを図ります。希望者には夜間の個別指導や質問対応も用意されており、徹底的なフォロー体制が整っています。
社会の授業では、過去問演習を通して出題者の意図や傾向を読み解き、教科書・塾テキストとのつながりを確認します。グラフや統計表の読み取り問題は、解法テクニックを駆使してスピーディに解く力を養い、自信につなげます。生徒それぞれに合った目標点(100点・95点・80点など)に応じた学習法を提案し、実際に中2で50点台だった生徒が90点を取るなど、成果は着実に表れています。
2023年度の徳島県公立高校入試における5科目の平均点は以下のとおりです:
• 国語:64.6点
• 数学:46.0点
• 社会:58.4点
• 理科:60.1点
• 英語:61.0点
特に数学の平均点が際立って低く、例年通り、他教科に比べて難易度が高かったことが分かります。入試対策においては、数学の強化が重要な鍵となります。
そこで1月初旬には教科書を終え、すぐに入試過去問へとシフト。考えて、つまずいて、ヒントを受け取りながら一つひとつ乗り越えていく──なかなか進まず、もどかしく思うこともありますが、その繰り返しの中で、本物の力が育っていきます。
最終的には、多くの生徒が、過去10年分の「数学」入試問題をスラスラと解けるレベルまで到達。実際、入試本番の数学で満点を取った生徒も、これまでに3名いました。
こうして努力を重ねた生徒は、やがて勉強そのものが楽しくなります。机に向かう時間が増え、自信がつき、心も強くなっていきます。
また、基礎学3回や志望校決定に大きな影響を与える1月の実力テストなど、大きな山を越えるたびに、仲間との絆が深まり、志望校合格という目標が現実のものとなっていきます。
この頃には、受験直前「25時間特訓講座」も実施されます。日曜日の午後1時から6時まで、集中して5時間の学習に取り組むこの講座も、確かな成果へとつながっています。
今年もA中学では、基礎学3回で学年トップ10に9名が入り、成績では15名が城東高校合格レベルの得点を獲得。最終的には、それぞれが希望する第一志望校に進学し、新たな一歩を踏み出しました。
週1回・20分程度のメンタルトレーニングも、目に見えぬ形で生徒を支えていたと実感しています。
中学3年という1年は、人生のなかでも特別な時間です。ほんの小さなきっかけが、大きな成長に繋がる。考えもしなかった難関校への道が開けることもある──まさに、「人生の扉を開く1年」だと、私たちは考えています。
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校を経て、立命館大学経済学部を卒業。
大学卒業後は「保険毎日新聞」に記者として入社し、報道の現場で社会の現実を見つめる日々を送る。
その後、地元に戻り、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長を歴任。香川県下7校舎の統括責任者として、多くの生徒の進路指導に携わってきた。
現在も毎朝、水を2杯飲み、5分間の瞑想と8分間の感謝日記、
軽い筋トレで心と身体を整えることが日課となっている。
科学・医学・教育に関する専門書を好んで読み、授業計画では思春期心理学や実証的な教育実践の論文を積極的に取り入れている。
どれだけ経験を重ねても、学びを止めた瞬間に傲慢が生まれる。
それが生徒の信頼を失うことにつながると、常に自戒している。
また、「どれほど立派な授業をしても、生徒が本当に成長しなければ価値がない」との考えをもつ。
だからこそ、入塾した生徒一人ひとりに真摯に向き合い、
保護者のご期待にも、誠実に応え続けることを自身の使命としている。
座右の銘は、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。
趣味は読書と野球観戦。家族とともに、辛口カレーライスをこよなく愛す。
元認定教育コーチ、青少年育成協会元研究員。母親向けの子育てセミナーの講師も手がける。