城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
明日が高校入試の本番です。今年は徳島市立高校が22名オーバー(学区内)など定員を(徳島基準では)
大きく超過している高校が多く、最後まで気を抜けませんでした。例年以上に中3の保護者の方から、相談を頂きました。
頑張る中3生を塾と保護者が協力して支え続けるという趣旨から、相談を頂くのは大歓迎でした。新年の準備と募集チラシの
作成や自分の授業準備などいろいろ重なって、まあ忙しい時期ではありますが
塾生に全員合格してもらう事が最優先です。最初の調印するときに、最後の最後まで
悩んでいる生徒がいました。その生徒と保護者には、過去何年分かのデータ分析とボーダーラインの高校で調印する
心構えを伝達。
結果は不合格でも、親さえしっかりしていれば、失敗(不合格)さえ大きな学びになるということを、
繰り返し伝えました。
その結果、無理することなく、納得した形で全員が調印することができたようです。
その後衣笠は、逆からの視点で考えました。調印から入試本番まで残り約2週間。もし失敗する生徒がいるとしたら、
誰だろうか?どんな形で敗れるだろうか?すべての想像力を駆使して、万が一の「失敗」を想像しました。
塾内のベテラン講師にも質問して(絶対に引き起こしたくない)高校に不合格になる可能性とその場合を
シュミレーションしました。
そして、その上で、一つ一つ失敗の原因になりそうな心配事項をつぶしていきました。
まず最初に問題になるのは、時間配分の失敗です。高得点を望むあまり、考えても解けない問題に
不必要に時間を取られ、解ける問題を残して時間切れになる「悲劇」を絶対に起こしてはいけません。
そこで土曜日のメンタルトレーニングの時間に、時間配分のことを言葉と文章と
映像の両方で伝えました。100点を取らないでも合格できる。何分詰まったら、いったん
その問題を離れて時間が余ったら、もう一度その問題に戻って考えなおす。ただし、国語の場合は、
いったん離れてもう一度戻って考えると、問題を読み直さないといけないので、それは不向き。
ギリギリまで考えて、分からなければ飛ばして捨てる等、かなり細かく時間配分のコツを伝えました。
もう10年近く前になりますが、基礎学1回の数学で90点以上を取った塾生がいました。
その基礎学の数学が難しかったので、たぶんその生徒は数学で学年1番だったと思います。
そこで、お祖父さんに「基礎学2回の数学では満点をとる」と宣言して、今まで以上に熱心に勉強しました。
それで臨んだ基礎学2回。数学の2問目で詰まって、没頭してしまい
気がついたらアッという間に、その1問で30分近く使っていました。我に返って、驚き、焦って残りの問題に
取り組みましたが、多くの問題を残してタイムアップ!結局、まったく実力を発揮できずに初めて基礎学の数学で
50点台を取ってしまいました。ただし、
その教訓を生かして、基礎学3回は数学90点台に復帰。高校も第一志望校に合格。その後
第一志望の国立大農学部に、バイオの研究がしたいと現役合格しました。
この話は、毎年中3生に何度か伝えます。
今年は、講師が一丸となって、塾の範囲でできる事は全部やりました。
やり切った実感があります。
今もこのパソコンの左側の本棚には、明日の入試本番で心配な生徒の名前を印刷して掲示してあります。
毎日その名前を眺めて今日まで来ました。
ぜひ明日は、自分らしく最後までやり切って、全員合格してほしいと心から願っています。
塾生は全員合格する資格のある勉強をしてきました。
今日も不安がる生徒には「大丈夫です。○○君は○○高校に合格する運命です!
絶対に合格します。衣笠が断言します」とシートに書いて渡しました。
令和5年3月6日深夜
一人の教室にて 講師一同の代表として記す
碩学ゼミナール 衣笠
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。