城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
2020年9月30日実施
第1回;基礎学分析
【中3:国語】 国語責任者
秋元典子
総合的に、例年より難問が少ないようです。
行書の問題がなく、文法系の問題も文節に区切る1問しかなく、動詞の活用や品詞の問題がない分、易しいと思います。
読解問題、2題も、内容が読み取りやすい文章でした。
古文は、会話文を探す問題、「の」意味・用法の見極め、仮名遣いをなおす問題、動作主を問う問題、標準的な問題でした。
例年より基本的な内容が問われる問題が多かったので、
【日頃から国語の読解を勉強している人は、80点~90点が取れる中2の基礎学力テストレベルの内容です。】
大問一は、漢字の問題。
小問1、読み方の問題は、中学で習う標準的なものです。「惜敗」が難問だが、よく出る必須問題です。塾で使用している漢字テキス
トを勉強していれば読めた問題です。
小問2、書き取り問題は、小4~小6で習う漢字で、よく出る漢字でした。四字熟語も合わせて勉強しましょう。
大問二は、文学的文章読解の問題。
あらすじ(いつ、どこで、だれが、どんな気持ちで、何をした。)を確認しながら読みましょう。設問文のキーワードや指定文字数をヒ
ントに探しましょう。
最後の記述問題以外は、解きやすかったと思います。
大問三は、説明的文章読解の問題。
人間とイルカの脳の違い、対比で読み取りやすい内容でした。
小問2、接続詞を選ぶ問題。前後の文がどういう関係になっているかを捉えましょう。
小問3から小問6は、設問文のキーワードや指定文字数をヒントに探しましょう。
大問四は、古文の問題。
内容把握には、注釈を利用し、話のあらすじを捉えることです。
小問1、助詞「の」の意味・用法を捉える問題はよく出るので、古文特有の助詞・助動詞の意味や用法を覚えましょう。
小問2は、仮名遣いの基本問題で、日頃から音読をして慣れておきましょう。今回は、二重母音の問題がなかったですが、今後、しっ
かり読めるように勉強しておきましょう。
小問3、動作主を見つける問題。登場人物の確認と省略された主語を補いながら読む癖をつけましょう。
小問4、係り結びの問題。確実に取れるように塾で使用している「水色の古文テキスト」を復習しておきましょう。
小問5、会話文を見つける問題。「と」「とて」など頼りに探せます。
小問6、設問に「すべて選び」とあるので、要注意です。読み落とした人は、1つだけ選び、間違ったかもしれません。
大問五は、作文を書かせる問題。
例年よく出る「資料の読み取り」はなく、コラムを読んで書く問題でした。
ひとつの文は短く、主語述語をはっきりさせ、自分の意見をはっきり示しましょう。
日頃から、時事問題に目を通しておきましょう。
【担当講師の考え】
[ 今回の基礎学・国語は、 中2の基礎学力テストレベルの問題です。]
例年の中3第1回基礎学「国語」の難易度が【 100 】とすれば
今回の基礎学の難易度は【 80 】です。
今回、国語の目標点が取れていない生徒は、余程本気で勉強しないと
第2回基礎学の結果は、非常に厳しいものとなると断言します
(衣笠)
『 過去10年の基礎学第1回の問題の中で、1番易しかったです 』
(秋元)
令和2年10月7日
碩学ゼミナール
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。