2013/01/17 (木) - ブログ

失敗しないものの見方

先日、保護者会で失敗しない3つのものの見方を紹介しました


遠くを見る


本質を見る


多角的にみる


1番目の遠くを見るとは、自動車免許取得中の高速道路教習で、教官がよくハンドルを持っている教習生に言います。「目の前の道路ばかり見ないで、もっとまっすぐ遠くを見て運転しなさい」 これって、なんか日常生活のことにも通じませんか。失敗することを恐れて、必要以上に小さいことを気にする。

目の前のことにこだわりすぎて、大事なことを見落とす。


長男がまだ高校生の時、嫁とよく彼の学校の成績のことで議論しました。嫁は私より10倍常識的な普通の人で、私よりはるかに長男の学校の成績にこだわっていました。そんなとき私が言う質問はいつも同じでした。

 「長男が30年後、どんな大人になっていてほしい?」 その質問には直接答えず、同じ質問を嫁が私にしたこともありますが、私の答えはいつも明確です。


自分の長所を生かせる職業についていて、毎日を向上心を持って生きていてほしい。できればその職業で、一流を目指していてほしい。自分の収入は、他の人にどれだけ喜んでもらえたかに比例することを理解して、自分や自分の家族の生活にも責任持って生きていてほしい。周りの人や友達を大事にして、今生きていることに感謝しながら人生を送ってほしい。


30年後、自分の人生について、親や周りの環境のせいにしただけで無責任と考えられる40歳代半ばに、人として生まれた喜びを感じながら、生きていってほしい。そのためには、私自身今は厳しく愛情を持って子どもたちに接していきたい。


最後に、哲学者であり、仏教者であり教育者でもある方の大好きな言葉を紹介します。


家庭の役割は、子どもに人間的生活習慣を身に着けさせることであり、

学校の役割は、真の学力への道すじをつけてあげることです。

どのような真の学力を手に入れるかは、子供一人一人によります。

この言葉の「学校」というところを「塾」と置き換えて、日々の活動の座右の銘にしています。

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