毎日、小学生・中学生に数学を教えていると
小学校の時は、算数が得意だったのに、中学ではテストの点が取れなくなった
という生徒が時々います。
原因を探ってみると、少し複雑な計算が弱い、遅いということと、文章問題、特に「割合」の問題が苦手と
いう特徴があります。
算数の文章問題の中で、「割合」は「道のり・速さ・時間」の問題と比べて、抽象的な部分があると思いま
す。
仮に、お子さんが「割合」って何?と質問された場合、どう答えられますか?
衣笠が授業をする場合、まず最初に生徒に聞くのは、 「 『割合』って何?」という質問です。
食べ物ですか?乗り物ですか? それとも、動物ですか?
そう聞くと、 こどもは、目を本当にキラキラさせて、その答えに目で「違う」と合図し
てくれます。
「割合」という言葉は、原始人は知らなかったはずだ、誰かが、いつか決めたに違いない
じゃあ一緒に教科書を見てみよう! と言って、一緒に教科書を見ます。
その教科書には
「 ある量をもとにして、くらべる量がもとにする量の何倍にあたるかを表した数を、割合という。 」
(啓林館小5算数) と書いてあります。
つまり、割合って 数(かず) なんですね。
じゃあ……と話を進めていくと、例外なく生徒は、嬉しそうな顔をしながら
ものすごい集中力で、衣笠の授業に参加してくれます。
なんとなく、モヤモヤしていて気になっていたものが、どんどん納得する形で
明らかになっていく。 やはり生徒は、そんな授業が好きなんですね。
現在高校2年生になった卒業生のMくん。
小六になる春の講習に、本当に床を父親に引きずられて教室にやってきました。
そして
、まさに半泣きになりながら、ブツブツと 「割合」なんか無かったららいいのに…
とつぶやいていました。
それでも一日目が終わる頃には、落ち着いた顔になり、
講習の最後には、ニコニコ笑いながら、
結構 得意になった「割合」問題を喜んで解いていました。
今度、小六生対象に
「割合」だけをテーマに授業を行います。
「割合」の問題が得意になりたい小六生はぜひ参加してください。
参加者全員が、ものすご~く「割合」が得意になるように頑張ってみます。
9月17日(水)、9月24日(水)、10月1日(水)
午後5時10分~5時55分 45分×3回
定員5名以内 受講費 3600円 講師 衣笠
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