城東・城南・城之内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です
今回は、碩学ゼミナールの第1回基礎学力テスト「数学」対策授業の内容を報告します。
碩学ゼミナールの第1回基礎学対策は、5科目とも1学期期末テスト終了時から始まっています。
7月6日(月)に過去の第1回基礎学力テストの内容とレベルを
ほぼそっくりに設定した自作の模擬試験を実施しました。範囲こそ既習範囲にまとめていますが、難易度は第1回基礎学力テストとほぼ同じなので、この時期の中3生にはかなりの難問になります。
昨年、学年トップの生徒がこの模試で410点程度でした。今年も
学年トップの塾生が410点程度でした。これらの事から、本番で5科目合計450点を越えるにはこの実力テストで410点程度が必要であろうと予想できます。
碩学ゼミナールでは、本番までの3ヶ月の間に実力を鍛え、大体の生徒が30点以上UPします。この模試から実施する3ヶ月間の基礎学力テスト対策授業について、本番の得点がこの模試より50点以上UPした生徒については成功。30点未満のUPの生徒については対策失敗と考えています。
具体的に「数学」についての対策授業では、
夏期講習の間は毎週全クラスにテーマを与えていました。その上で、各人のレベルに合わせて問題集で演習を繰り返し、毎回の授業毎に20分程度の課題テストを実施していきました。
以下にその日程を紹介します。
第1回 7月27日 連立方程式① 平面図形①
第2回 7月30日 比例・反比例
一次関数①
第3回 8月3日 資料の整理 確率
第4回 8月6日 式の展開・因数分解
図形の証明①
スペシャル 8月17日育伸全国模試実施
第5回 8月20日 規則性① 空間図形①
第6回 8月24日 空間図形②
図形の証明②
第7回 8月27日 平方根 一次関数②
第8回 8月31日 2次方程式 連立方程式②
第9回 9月3日 確率② 規則性②
第10回 9月7日 一次関数③ 平方根 2次方程式
このテストを実施当日採点し、生徒が間違えたところは、個別指導によって直しを完成させ返却しました。ただし、生徒の答案は、全員コピーして回収して各回の点数を算出し上位10名は順位と点数を毎回教室に貼り出しました。
その上で、コピーして預かった生徒の答案を、間違っているところだけ、後日もう一度直しをしました。
これが、第1期基礎力完成期間ですが、学校のテストの難易度がまだ、そんなに高いわけではないので、夏休み後半からの実力テストの数学の点数は、ほぼ全員、驚く程伸びていました。
現在は、「数学」基礎学力テスト対策 第2弾として、第1回基礎学力テストと同等かそれより少し難易度が高いプリント集を2冊(B4で21枚と20枚)を作成して対策を進めています。この場合も、過去の実際の出題傾向を徹底的に研究して効率的な無駄のない指導を実践しています。
例えば、平成24年の第1回基礎学「数学」では、3番に確率の問題の(3)として正比例・反比例のグラフを使った格子算が出題されています。塾専用教材をはじめかなりの種類の数学問題集を所有していますが、入試実戦問題集以外で格子算を解説してあるのは、教育開発の新中学問題集[発展編]などごくわずかです。そこで、過去10年分の基礎学力テストを改めて調べ直し、特別な解法テクニックが必要なものを抜き出し、それに対する解法を「高校入試・基礎学対策 数学 難問解法テクニック」としてまとめ、SS・Sクラスの生徒全員に配布しました。
例えば、平成22年の5番の(3)の「 n番目の表に書かれている自然数のすべての合計をnを使った式で表しなさい。」という問題は、等差数列の和= (初項+末項)×項数÷2の公式を使う問題であり、この時期の中3生ではかなりのトップクラスでないと、この公式自体を知らないのではないかと思います。
この項続きます
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