城東・城南・城之内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です
9月に入ってからの、第1回基礎学力テスト「数学」対策授業では、
自作対策プリント集を3~4枚解いてくることを宿題にしています。
次の時間に、生徒にもう1冊の対策プリント集を解かせている間に、宿題を出していたプリント集を回収してアシスタント講師が○×を採点します。採点が終わったら、回収したプリント集を生徒に返却し自力で直しに取り組んでもらいます。
その際、生徒が解き方がわからない問題には、講師が個別に解法のヒントを与えますが、「わかりやすい」ヒントではなく、生徒が自らの頭で考え自力で問題を解こうとするヒントが良いヒント、問題が解けた時、生徒が、自分で解けた「達成感」を感じられる与えるヒントが良いヒントだと考えます。
数学は、受験の5科目の中で最もスポーツの実技に近い科目です。スポーツでは、頭でわかっていても体が瞬時に反応しなければ試合には勝てません。数学も、問題を見た瞬間に解き方が頭に浮かばなければ、本番で得点することはできないでしょう。
ただ数学は、「知識を教え込む学問ではなく、思考の混乱を解きほぐす学問である」とも言われます。そのことからも、自分の頭で考えないただの暗記ではむしろ本番での応用力を欠く結果になると思います。
数学においては、SSクラス95点~100点、Sクラス85点~
90点、個別クラス70点~75点をだいたいの目標にしています
その上で、基礎学第1回「数学」の過去の問題を10年分分析すると、特に規則性の問題の出題の多さが目立ちます。しかも、中には、かなりハイレベルな問題もあります。
碩学ゼミナールでは、規則性の問題だけを集めたプリント集も作成しており、夏休み期間中に4回連続で特訓講座を開講しました。ただ、本番への対策授業では、クラスによっては問題を絞り込む必要性も感じています。
その他では、正方形を使った図形・証明問題、円すいの表面積、おうぎ形の面積の計算、一次関数の面積の計算とその面積を2等分する直線の問題が頻出です。
また、平行四辺形の対角線の交点を通る直線が、つねに平方四辺形の面積を2等分する性質を利用する問題も解けるようにしておくこと。
確実に80点を取るためには、 確率 連立方程式 資料の整理の標準的な問題を絶対に落とさないことが重要です。
各クラスごとに購入・配布した受験対策テキストを使って、対策プリントで発見した苦手分野を復習する指導もしています。
中間・期末テストで100点を取った生徒に感想を書かせると
「数学演習を4回解いた」「探求の理科を5回やった」とか、同じ問題集を何度も繰り返し復習することが高得点につながるという意識は生徒間にかなり浸透しているようです。
そこで、自作の対策プリント第1集を内容は同じままA4版に縮小印刷・作成し、生徒に配布しました。その縮小版の中の1回目で間違えた問題に×をつけ、×の問題だけをノートに解いていきます。今回、正解であれば×印を丸で囲んでOK。また、不正解であれば、×の横に×を書き加え××とします。問題の要点・注意点を意識しながら×が全部○になるまで解き直すことが重要です。
基礎学本番までに、完全に身に付ける問題を決めて
自らの頭で考えながら、問題が自分の体の一部となるくらいまで、
何度も何度も徹底的に解き直すやり方。これが碩学ゼミナールの、
基礎学力テスト「数学」の対策授業です。
衣笠