城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
7月8日(日)に中3保護者会を実施しました
以下が、その報告として保護者に送ったメールに加筆したものです
中3生保護者の方
お世話になっています.碩学ゼミナールです。
昨日は、中3保護者会を実施しました。お忙しい中多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
内容を簡単に振り返りますと
徳島県の国・公立大学受験センター入試平均点が
全国44位(香川県は13位)
東京の予備校のデータでは
高校3年の4月の模試で第一志望と書いた大学を実際に受験した生徒は、
5%(20人に1名)←95%は他の大学に変更して受験
受験して合格した生徒は3人に1人
よって4月の時点の第一志望大学に現役で進学したのは、1.67%だけという話を紹介
早稲田大学の最新入試問題、東京都立の推薦入試の作文テーマ
開成中学2018年国語問題を紹介
単なる暗記ではなく、国語力と「教養」が問われていることを改めて確認
平成30年度の徳島県入試、数学の平均点40.4点を始め全科目平均点が低下←5科目平均51.7点
広島県の公立高校入試も紹介
50点満点で、平均点29年度:19.8点 平成30年度:21.5点
大学入試改革に伴って、高校入試の難易度アップは止まらない
難関高校に進学するためには、難問が解けることが必須となりつつある
現状を紹介
その上で9月からの学校の行事予定を紹介←2学期以降は、1学期の3倍のスピードで過ぎていくと指摘しました。
また、1月に行われる第3回基礎学力テストで、目標点に達しない場合
第一志望高校に出願することは、かなり厳しい。学校がそのように強く指導するということも具体例を上げて紹介しました。
現実的な学校の行事日程を考えると、夏休みの重要性がより強く感じられます。
とにかく夏休みに勉強姿勢を今以上に強くすること
勉強の「継続力」の強化が必要です。
お家の「お手伝い」など役割を決めて、それを絶えることなく続けられれば
勉強に対しても大きな効果があると紹介しました。
基礎学に関してですが、毎年、第1回は特に「理科」「社会」の点数が低くなる傾向があります。ただ、第2回、第3回と難易度はあまりアップしないので徐々に平均点も上がっていくことが多いと思います。
「数学」に関して言えば、第1回、第2回と比べて第3回に急激に難易度が上がる年が多く、第3回に数学の得点が急落して志望高校を落としたということを塾生以外ではよく聞きます。
この時期、塾外の学年トップ層の生徒の保護者から進路についてご相談を受けることがよくあります。
「英語」に関しては、5年前の基礎学の【難易度が5】とすれば、最近の
【難易度は10】この5年で、難易度が2倍になっています。第1回で英語の点数が悪く、自分でどのように勉強したら良いか、勉強方法が思いつかず入塾してくる学年トップ層の生徒もいます。(過去に何人もいました)
「国語」は毎年傾向が違うように思います。5年前は、国語の難易度が高すぎて国語の点数で学年番数が左右されすぎていました。最近は、難易度も標準的になっていましたが、大学入試改革の影響で難易度アップすることは、まず間違いないと思います。
今日実施している、基礎学そっくり模試は本番の問題を現在の学習範囲に合わせて難易度を少し落としたものです。10月3日の本番まで、約3ヶ月
本気でまじめに勉強すれば、50点アップまでは計算ができます。
毎年それ以上アップする生徒もいますが、その生徒は、全員「夏休みに」見違える程、勉強姿勢が良くなった生徒です。
全体として、碩学ゼミナールの従来の基礎学対策は、効果を上げていたと自負しています。これから課題テスト、単語テスト、短文英単語達成表など塾が課題を出して結果を集計して塾内番数を出す機会も飛躍的に増えますが、その際に自分の志望校に準じた点数をとっておくことが大前提となります。ストレートに言えば、塾が出した宿題・課題は必ず高い質で完成させること。チェックテストも高得点を取ることが最低限必要です。
その上で、新傾向の難問に対しては、取るべき問題と捨てるべき問題をはっきり区別して
取るべき問題を必ず得点できるように徹底して演習・トレーニングすることが大切です
難易度が上がれば上がるほど。堅固な「基礎力」がより必要となってきます。
先輩たちの例を出すまでもなく、正しい方法で、長時間勉強すれば、全員必ず成績は目に見えて上がっています。ただ,中3の場合今までの積み重ねもあり、中1・中2と比べ
急激に成績が上がるまでに3ヶ月以上かかる場合が多くあります。
努力をしているけれど、成績が上がらない。この苦しい時期こそ周りの大人が、励まし支えるべきではないかと思います。
最後に入試の難易度アップ・新傾向問題に対する塾の考えを示します。
情報に惑わされることなく、まずはしっかりと「基礎力」を固めること
テストまでの残りの日数と現在の自分の学力を冷静に客観的に分析して
どのレベルまでの問題を完全に身につけるかを決め、到達目標に向けて
脇目も振らず、集中して勉強すること。自分で正解すると決めたレベルの
問題は、絶対取りこぼさないようにする
新傾向問題に必要以上にとらわれることなく、できない問題があっても
(特別な志望校以外)標準問題など自分が決めたレベルの問題を確実に得点すれば、自分の志望高校には合格する
また、昨日の例でお分かり頂いたかと思いますが、問題が何を聞いているのか非常にわかりにくい問題もあります。中学入試で(小6に)ある意味高度な経営判断を要求する問題も出ています。
無理のない範囲で、日頃から新聞を読んだり、読書量を増やして自分の頭で考える機会を増やすことは必要かと思います
その上で、本番に向けて慣れておくために他県の全国公立高校入試や新傾向問題にも現在の学力レベルに応じてふれておけば良いと思います。
ただ、県外の高校など、徳島市立高校理数科以上の高校を志望する場合は、言っていただければ塾で可能な限り対策も実施します。
塾では、毎年、生徒の志望高校に応じて、教材、演習問題とも最適なものを選んで指導しています。その点、クラス指導とは言え、それぞれ完全に個別指導を実施しています
最も大事な中3の夏休み、講師も一体となって
塾生の期待に答えられるよう全力で指導するべきと
中3保護者会を実施してみて、改めて感じました。
平成30年7月12日
碩学ゼミナール 衣笠邦夫
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