2024/12/30 (月) - ブログ

「運動」は「頭をよくする!」説を検証する!

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

 

28日(土)の衣笠のお話しの時間で以下の話をしました。

受験勉強に集中する時期になると、運動不足での体調不良が想像以上に多いと感じられます。
参考になれば幸いです
衣笠

 

中3生へ (2024年12月28日)
毎日運動していますか?
運動がゼロの人は、勉強すればするほどイライラします。

運動不足で、勉強だけしていると、頭痛が頻繁に起こったり、精神的に辛くなります。

それは、「精神力」が弱いのではなく、

運動不足が原因です。

ストレス解消には、1日3分のラジオ体操が有効ですが、1日10回腕立て伏せ、
1日30回腹筋、1日30回屈伸なども是非実践してください。

 

運動が苦手な人は、上記の3分の1の量から始めたらいいと思います。

受験生は運動をしないと、成績で損をしている!
運動すればするほど、精神力がついて、
受験に強くなる!

衣笠

 

 

参考映像資料!

YOUTUBE
【まとめ】運動すると頭が良くなる脳科学的理由【精神科医・樺沢紫苑】 前半の約5分を
ぜひ視聴してください!
https://www.youtube.com/watch?v=bJxKMJ7htys&t=269s

 

YOURUBE
【運動で脳も鍛えられる理由】BDNFで脳細胞が成長する仕組み
ライフハックアニメーション – 心と体の健康チャンネル –
https://www.youtube.com/watch?v=4hki4QjE8tg

 

 

 

運動と成績の相関関係を調べる取り組み・実験などを調べて集めてみました。(衣笠)

運動能力と学力の相関について
運動能力と学力には深い相関関係があることが、多くの研究で明らかにされています。運動を行うことで脳が活性化し、集中力や記憶力、意欲が高まることが確認されており、これが学力向上に寄与している仕組みが科学的に解明されつつあります。

アメリカ・イリノイ州の「0時間体育」

アメリカ・イリノイ州では、「0時間体育」という授業開始前に運動を行うプログラムが導入されました。このプログラムは、ウォームアップや有酸素運動、体幹トレーニングなどを約30分実施する内容で、心肺機能を高めながら、過度な負荷を避ける工夫がされています。

このプログラムの実施後、生徒たちの成績は大幅に向上しました。特に運動直後の1限目の授業で顕著な成果が見られ、数学や読解スコアが平均で20%以上上昇したという具体的なデータも報告されています。運動によるエンドルフィンの分泌が気分を高揚させ、授業への意欲を高めたと考えられています。

 

世界の事例
スウェーデンでは、毎日体育を行うクラスと週2回体育を行うクラスで学力を比較する研究が行われ、毎日体育を行うクラスの方が算数や読解のスコアで大幅な向上を示しました。

また、日本では文部科学省の調査によって、運動能力が高い子どもほど学力テストの成績が優れていることが判明しています。体力測定で高い結果を示した子どもたちは、特に数学と国語で全国平均を上回る成績を収めました。

 

運動が学習に与える科学的根拠
運動は脳への酸素供給を促進し、神経回路を刺激することで記憶力や集中力を向上させます。さらに、神経可塑性が高まり、新しい情報を効率的に学習する準備が整います。

また、運動はストレスを軽減し、気分を改善する効果があるため、子どもたちは前向きに学習へ取り組むことができます。

 

運動と学習を両立する重要性
運動と学習のバランスを取ることは、学力向上だけでなく、健康的な成長にも寄与します。

朝の軽い運動を家庭に取り入れるだけでも、集中力や生活リズムの改善が期待されます。また、運動を通じて得られる自己管理能力やチームワークも、学びにおいて重要なスキルとなります。

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。