城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
今回は期末テストに向けての、社会科「歴史」勉強方法です。まあ、少しでも参考になれば
いいなあ~と、ゆるく発信しています(笑)
社会
定期テスト対策 「歴史」勉強法
まずテスト範囲の教科書を読む。しかし、社会が苦手な人は、教科書を読んでもすぐには内容が頭に入ってこない。ただ、ここで挫折しないで「音読」して欲しい。「歴史」であれば、教科書は時系列にまとまっていない。だから、小学校6年の時の社会「歴史」の教科書が十分に暗記・理解できていない場合はなかなか暗記できないという人も多い。
それでも、何回も「歴史」の教科書を音読していると暗記する前に全体の流れが頭に入るようになってくる。音読というと「国語」や「英語」の勉強方法のように思われがちだが、「社会」「理科」「数学」の特に苦手な生徒の単元学習の導入には大きな力を発揮します。
次に塾教材の「必修テキスト『歴史』」の左側にある要点のまとめページを
線を引きながら読んでいく。これは、教科書の完全準拠なので、①で読んだ
内容のうちテストに出る要点が上手にまとめられている。
過去20年間の基礎学と高校入試で、このまとめ以上に詳しい内容が出たことは、衣笠の知るところでは一度もありません。
何度か、この要点のまとめを読んである程度覚えた状態になったら、右ページの一問一答を解いていく。ただし定期テストの「社会」の勉強では、長時間考えても無駄。わからなければ飛ばしてどんどん次の問題に進んで、答えを見て赤ペンで記入して暗記する。ここでわからないから教科書で調べたりするのはあまりおすすめしません。定期テストはあくまで、基礎の基礎なので、とにかく暗記して進んでいく。「必修テキスト『歴史』の図表チェックと必修問題は、そのままやってもいいが、後回しにした方が社会が苦手な生徒にとってはスムーズに進む気がします
次に塾教材の新ワークに進む①②で勉強した単元に当たる単元の最初の左ページに同じ範囲でまとめが付いています。これは、②の「必修テキスト」
より更に要点を絞り込んだ構成になっています。②と同様、重要と思うところに線を引きながら、じっくり読み込んでいきます。その後右ページの確認問題(一問一答)を解いていきます。この段階で確認問題であれば、大体
80%~90%の正解率にはなっているはずです。これが、60%の正解率なら無理せず②に戻って、暗記し直したほうが結局はいい結果が出ます。勉強にやりがいを感じます。
このように進めていきながら、スッキリしないところは教科書に戻って確認しながら進めていく。(質問も大歓迎です)
県外進学校に進学した Yさんから、ある日、鎖国のところで教科書内容について質問が出ました。いくつかの点で歴史のつながりがわからないと。調べてみても、その部分の内容は衣笠にもハッキリしないところが残りました。そこで、衣笠が教科書会社の編集局に直接電話してみました。
自分が新聞社に勤務していたとき、読者からの電話は、特に大切にしており
ほとんどの場合、編集長が対応していました。教科書会社の編集者の話は納得のいくものではありましたが、紙面の記述だけでは少々説明不足で時には誤解の生じる恐れも感じました。教科書をただの暗記道具としてだけではなく、自分なりの歴史理解を追求しようとしたYさん(当時中2生)の探究心に感銘を受けました。
①~③の手順を踏んだあと学校教材の「テストブック」とか「自主学習」に進むと、砂に水が吸い込まれるように内容が吸収されていく。その上で、一度間違ったところを重点的に勉強すると、歴史の流れが理解できて、社会が面白くなってくると思います。
暗記科目で、どうしても苦手な単元は、最初充分わからなくてもとにかく
「音読」さえすれば、不思議と自信が沸いてくるものです。
なお、社会の「歴史」に関しては、多く出版されている「歴史まんが」が大変役に立ちます。4人のお子様全員が東京大学医学部に進学した佐藤亮子さんは著書「『灘⇒東大理Ⅲ』の3兄弟を育てた母の秀才の育て方」の中で
「わが家は『学習まんが 日本の歴史』(小学館)と『学習漫画 世界の歴史』 はすべて揃えました。」と書き「歴史の導入はマンガに頼る」と断言されています。
衣笠の自宅には『学習まんが 日本の歴史』(小学館)と『学習漫画 世界の歴史』全巻揃っています。碩学ゼミナールの教室にも「日本の歴史」(角川まんが学習シリーズ)全15巻と『学習漫画 世界の歴史』全巻は揃えてあり、希望の生徒には貸出しています。
前出の佐藤さんは言います「導入が楽しいと科目自体が楽しくなります。それで興味を持つことがいちばんです。苦労しないと勉強じゃない、とみなさん無意識に思い込みすぎです。難行・苦行をしなくても、成績は伸びます」
衣笠も全く同感です。
(了)
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として
入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、
長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな
食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親セミナーも手がける。
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