2017/07/14 (金) - ブログ

碩学ゼミナールは「スパルタ塾」ではありません!(^O^)

 城東高校・徳島市立高校理数科

         県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)

          受験專門塾

               碩学ゼミナールの衣笠です。

 

 

 

碩学ゼミナールは「スパルタ塾」ですか?と最近よく聞かれます。

強く断言して違います。そもそも「スパルタ」の定義を見てみますと

スパルタ教育とは「きわめて厳格な教育の俗称。ギリシャのスパルタで

行われた教育がきわめて厳格な国家的、軍国的義務教育であったことから用いられる」とあります。

ここでは、詳しくは言及しませんが、教育とは、その生徒に夢を与え、人生を豊かにするためのものとしている自分としては、「スパルタ教育」を全面否定しています。

全ての強制を否定している訳ではありませんが、教育は常に生徒が心の底で納得するものでなければならないと考えます

 

例えば、今年も実施する「通塾合宿」。 8月10日~13日までの世間が

夏休み気分に浸っている間、また阿波踊り期間でも、自分が成長したいと感じている

塾生(今年は塾外性も受付)のために、一日10時間授業を4日行います

 

 

甘えた夏を鍛え直す!

1日10時間×4日

勉強ばかりする合宿

自分が変わる合宿

自分が力強くなる合宿

自分の奥底で勉強への心構えが変わる合宿

 

これが生徒に参加を呼びかけたキャッチコピーです。

自分では、「厳しさ」が大切と考えていてもなかなか厳しい環境に

身を置けない生徒たちが、「通塾合宿」に参加して大きく変わっていきます

 

4人の子供を全員東大医学部に合格させた佐藤亮子さん

大分の公立高校からハーバード大学に進学した かすみさんを育てた廣津留真理さん。

14歳(日本なら中学卒業時)で(学年を飛び越して)カナダのトップ大学に合格した大川翔くんを育てたお母様たちの教育方針は

「スパルタ教育」とはかけ離れたものです。

 

碩学ゼミナールでは子供たちにとって、最も大事なのは、学ぶ楽しさを実感してもらうことであり、自分の成績UPを体験して「人間力」を向上してもらうことだと考えています。

 

開塾時、お預かりした塾生全員を自分の子供と同じくらい大切にしようと考えました

同時に、講師・スタッフに対してもすべての運営に納得してもらう取り組みを

続けてきました。これは、少し自慢したい気分ですが碩学ゼミナールでは

スタッフがほとんど辞めません

3年前から、英語・数学・国語・理科・社会のメイン講師は全員変動なしです。

これも理念に沿った指導が継続できる秘訣のひとつかもしれません

 

最後に、このブログ開始の時期に書いた衣笠の長女との記事を紹介します

私と違って、内気で人見知りで神経質な子ではありましたが、

社会人となって、転職することもなく、今年で大学病院の看護師として7年目を迎えました

まあ、普通に社会人をできているので、今のところ自分の「子育て」は、間違いではなかったのかなあと思っています。

 

 

2012年 11月21日 20年前の長女との思い出

長女が3歳か4歳のころ泣き続けたことがありました。嫁がお中元を選びに駅前のデパートに行くとき、自分もついていくと強硬に主張。何とか説得して、家に留めたのですが、そこから泣き始める。声を振り絞って絶叫する。2,3軒先まで聞こえる声をふりしぼって泣き叫ぶ。その声を聞きつけて同居している祖父母がやってくる。祖父は、これから母親(嫁)を追いかけて、長女を連れていくという。そのご厚意大変ありがたいことですが、ここは丁寧にお断りして、長女の両腕を軽くつかんで語りかける「今日はお母さん忙しいから、今度みんなでデパートに行こう」。それに対して、長女は先ほどにもまして、取り乱した泣き声で応える。

そして激しく泣き始めて15分くらいたったころ、今度は祖母が一人でやってきた。「子供のことやから、言うこときかんやろ」。それに対して私「じゃあ、2日も3日もぶっ通しで泣き続けると思う?」「それはないと思うけど」

しかし40分たっても一向に泣く勢いは衰えない。ただ、このころになると、こんな機会は一生に何度もない。気を紛らわせて泣き止ませるのではなく、何時間かかっても、やさしくしかし妥協せず長女のわがままを説得しようという気になっていました。さすがに長時間泣き続けると体力も消耗します。途中でしゃくりあげるような少し落ち着いた泣き方にかわる、しばらくするとまた喉を引き裂くように、声を限りに泣き始める。60分を過ぎたころ、さすがにこちらも、「叩こともなく、まったく叱ることもなく、語りかけるだけで、本当に泣き止むだろうか」と少々不安になる。ただこんな場合、力でねじ伏せると荒々しい女の子になると単純に信じていた私は、彼女の両腕をつかんでやさしく語りかける「でも今日は駄目だよ。」 80分過ぎても変化なし、泣いて泣いて泣き続ける長女。その日私は午後2時出勤、あと3時間。授業は5時からなので開始まであと6時間。ついに覚悟を決めた私は「とにかく、語りかけることだけで説得しよう。それで会社に遅れても、授業を休んでも説得を続けよう」と決意した。そんなこと知らないとばかりに泣き続ける長女。「父親としてやってあげられるのはこんなことくらいだろうな」と思いながら落ち着いて語りかける私。

 それが、泣き始めて100分くらいたった午前11時40分過ぎ、突然泣き止んだ。ストンと別の世界から抜け落ちたように落ち着いた表情になり、泣き止んだ。何事もなかったように、いつもの長女に戻った。ヘロヘロになりながらも、とにかく語りかけるだけで説得した気になった私は、少し嬉しくなった。長女と手をつないで近くのお店にアイスクリームを買いに行って、手をつないだまま、二人でアイスクリームを舐めながら帰ってきた。 あれから20年余り、今日、「あのこと書いていい?」と娘にメールすると「いいよー。b」と返事があった。

 「威厳をもって、フレンドリー」「何があっても筋は通す」 わが子育ての信条は間違っていなかっただろうか。

 それでも、まあ、いまだに二人ともまったく才能は無いけど、とても仲のいい父娘にはなりました(笑)

                                                      衣笠

 

 

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。

 

 

 

 

 

 

 

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