2022/09/29 (木) - ブログ

基礎学1回とその後の展開

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

基礎学1回に向けて、中3生は今日の午後7時から10時までと

10月2日(日)午後1時から9時まで補習をします。

先週の「学習報告書」には、赤ペンで一人ひとりに

 

「基礎学1回まで猛勉強する!テスト後には1日完全に休む!」

 

と書き込みました。

 

とにかく、塾生には基礎学1回で目標点を達成できるように全力を尽くしてほしいです。

 

ただ、受験勉強全体を考えると、保護者は目の前の成績に一喜一憂しないことが大事です。

 

そこで以下のメールを、中3の保護者全員に送信しました。

 

 

中3生の保護者の方
お世話になっています。

基礎学分析一応最終回です

必要であれば、続きは10月16日(日)の保護者会でお話しします。

ここで、基礎学1回以降の話を書きます。

(公表するにあたって数字は一部伏せてあります)

たとえば、塾生が基礎学1回で485点を取って、学年成績1位となった年の
基礎学2回は非常に難しい問題でした。

同じ中学の基礎学2回の学年1位の点数もだいぶ下がっていました。

この学校では、塾生がもう一人同じ点数を取っていたので、

同じ学校で塾生の学年1位が2名いました。

ちなみにこの年の

塾生の平均点も基礎学2回は20点以上下がっていました。

ただし、これでも碩学ゼミナールの塾生は健闘しており、他塾などからその成績の

良さを驚きとともに結構ほめていただいたことを記憶しています。

とにかく、この基礎学2回は全体に全く点が取れていなくて、他塾も含めて、学校内にうめき声のような、暗い怨嗟の声が渦巻いていた感じがしました。
この表現が大袈裟でないほど生徒の多くは、ただならぬ絶望感を感じていたようです。

たとえば、あなたのお子様が基礎学1回420点で、基礎学2回370点になったら
かなりショックを受けるのではないでしょうか?そのような事例が、あちらこちらにあふれていました。

ただし、碩学ゼミナールではこのような難しい問題が出題されることも想定して、日頃から教材選択をして授業をしていたので、点数は落としましたが、学校内の成績番数は、むしろ上がった生徒も多かったです。

 

現在、昨年までのデータで、

無理なく受験できる基礎学3回の点数として
城東高校430点

徳島北高校 330点(校区内)が有名です。

 

もし基礎学3回の難易度が易しかったらどうなるでしょうか?

数年前の徳島県の高校入試のように

 

出願日の2日前で
城東高校の定員オーバーが38名

 

また、出願日の前日の午後9時でも
城東高校の定員オーバーが20名と言う事態になります
(これは、ほぼ公開情報です)

 

この年は城東高校の受験本番は、定員が7名オーバーだったので、この年は
出願前日の午後9時以降に13名の生徒が志望校を変更したことになります。

 

一方、もしこれが、前述の基礎学2回のように【難易度が高い】基礎学3回だったら
どうでしょうか?

 

前年の問題だったら、430点取れている実力の生徒が、400点ちょっとしか取れなくて自信喪失。

心が折れた状態で、城東高校に出願することを回避してしまうことが起こります。

 

昨年の城東高校の定員割れの原因は、これにあたると衣笠は考えています

 

つまり、基礎学3回が易しい問題だったら出願者があふれ
難しい問題だったら、出願する勇気を失くしてしまう
事態が起こりやすいということです。

 

この対策としては
自分の目標高校に必要な点数を取るために
計画的にやるべき勉強をたゆまずやり抜くと言うことだと思います。
必要な勉強時間を確保して、適切な目標を持って勉強に集中することが
最重要だと考えます。

 

塾でお渡ししている受験用教材は、時間を見つけて書く生徒がどんどん勉強を進めていただきたいです。宿題に出さなければ勉強できないという時期は過ぎたと思います。塾の教材を全部やってしまったら、次の問題を渡します。

 

5年位くらい前に板野郡の大規模中学(1学年200名程度)で5回のうち4回は学年1位を取っていたF君は、自分で立てた計画通り、他の生徒の2倍は努力して、他の生徒の2倍以上の

教材を仕上げて最上位で城東高校に進学しました。

 

生徒には、1日1分でいいから「自分で決めたこと」を「毎日やり続けること」から自信は生まれるよと伝えています。

目の前の成績だけに一喜一憂せず、お子様の志望高校合格のために必要で適切な指導ができるように講師一同、努力と研鑽を続けていきたいと考えています。

今後ともご協力をお願いできれば大変うれしく思います。

またご質問、ご意見、ご要望、ご相談お待ちしています
何でも結構ですのでマメールいただければ、全力で対応します。

 

令和4年9月29日
碩学ゼミナール 衣笠

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。