2022/02/10 (木) - ブログ

「受験本番に強くなる」メンタルトレーニング!

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

高校入試本番まであと27日となりました。
中3生には授業開始の時間を5分使って「本番に強くなる」メンタルトレーニングを始めています。碩学ゼミナールでは、日頃から生徒に自分自身を見つめて考えを深めてもらう訓練は続けています。

たとえば昨年11月に発刊になった「自学力の育て方」(KADOKAWA出版)で衣笠は以下のように書きました。

 

「勝負強さ」を発揮するためには、「最悪」の事態を想定することも重要です。

高校受験に「不合格」になった場合を事態を想像してみてください。
辛い。体がバラバラになりそうだ。生きていく力もない。

しかし、真剣にその続きを、考えてみてください。1か月後の自分はどうしていますか。実際に、これを突き詰めて考えていくと、ほとんどの場合、再起に向けて「覚悟」を決めた自分を感じることができます。そうなれば、この「最悪」の事態に対する「覚悟」を持つことになり、入試への不安は軽減されます。

最悪の事態を想定し、最善のイメージを信じ抜くことが「勝負強さ」の秘訣です。
これを、普段の言葉に直せば「どんな困難が襲ってきても、最後は自分が勝つ運命になっている」こんな感じです。

そこで、前回の授業の前に以下のシートを配って、志村けんさんの言葉を読んでもらった後に、生徒自身の考えを書かせました

 

【中3授業前のシート】

志村けん「どうせ死んだらずっと寝られるんだから、生きてるうちは苦労したほうがいい」

 

[衣笠の考え]
これは、もちろん苦労がなく幸せな方がいいに決まっている。しかし苦労から逃げていては、絶対に幸せになれない。

嫌なことでも「苦労した方がいい」くらいの気持ちで立ち向かっていくべきだ。という意味である。

もしあなたが、高校入試で第一志望高校を受験できなかったら、または受験して不合格になったら、その後の「未来」をあなたはどのように行きますか。

その覚悟を下に書きなさい。

 

Aさん まず、第一志望高校には行けなかったけど、これからの高校生活で挽回すると決意する。そして高校で勉強を頑張り大学に行く。そして
自分が考えている人生どおりに生きていく。

 

Bさん 不合格になったという事実をしっかりと受け止めて、その経験を
別のところで活かしていきたいです。

 

Cさん 不合格になったら、次に失敗しないように頑張る。あきらめずに頑張る。第一志望を受験できなかったら、第二志望の高校に絶対に受かって、

大学受験で第一志望に合格できるように頑張る。

 

Dさん 君行きたいと思っていなかった高校に行ったとしても、そこの高校でできることをして、次の目標は絶対にかなえるぞという強い気持ちをもって、

高校生活を送っていきたいです。受験して不合格になったって死ぬわけではないので、苦労してでもがんばっていきたいです。

 

Fさん 落ちてしまった。しかし私は仲間と共に努力することへの美しさと
面白さを知ることができました。そして努力したことからの自信もついたと思います。

これからの人生において、この経験を生かして苦労していきたいと思います。

 

 

生徒の決意を読んで、私自身が思っていたより生徒が成長していてうれしいです(衣笠)

 

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。