2020/10/22 (木) - ブログ

子どもに「勉強しなさい!」と言った方がいいですか?

城東高校・徳島市立高校理数科県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

中3の保護者の方から、ご質問をいただき、衣笠が返信しました。
ご了解をいただいたので一部公開します。

【ご質問】言わなかったら勉強に取り掛かるのが遅いです。言うと怒ります。娘の言う通り、何も言わずにいた方が良いのでしょうか?何も言わなかたほうが、子どもの成績は上がるでしょうか?
【衣笠】言っても何もよいことはありません。全くの逆効果です。言う前に、お子さんが自分から勉強に取り掛かる仕組み(システム)を家族で話し合って作り、それを実行することをサポートす

ることが一番効果を上げます。東大に合格した生徒の全員が、親に

一度も「勉強しなさい」と言われたことがないと言います。それは、

親が口うるさく言う代わりに、勉強の仕組みを子どもと話し合って作って、子どもがそれを実行できるように応援していたからだと思います。

勉強の仕組みとは、起床・就寝の時間を決める。1日10分家のお手伝いをする(お手伝いをする子は成績が上がると教育現場からの報告があります。参考文献もたくさん有ります。差し上げる

こともできます)。中3のこの時期ですから、勉強部屋に行く時間を曜日ごとに決めるというのでも良いですし、家族がテレビを消してご本人が

食卓で勉強できる環境を作って、親が黙って見守るということでもよいと思います(テレビを見る場合は、イヤホンを使って、音が漏れないように工夫します)

また、毎日の反省(感想)と翌日やるべきこと、翌日への決意を寝る前に5分間ノートに書く。そのノートは絶対に親は読まない。(子供が読んでほしいときは読んであげる)。

この「ノートに書く」習慣を毎日続けるだけで、絶対に成績は上がります。この1日の反省(感想)と翌日への決意を

書く場を作ってあげることが重要です。出来ればお母さんも一緒に、自分の反省(感想)と決意を書く。これを入試まで続けると確実に、お子様の成績は

上がります。ほぼ100%です。もちろん衣笠も実践していました。

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。