2020/06/01 (月) - ブログ

「苦手科目克服」「勉強の習慣化」雑談としての方法論

城東高校・徳島市立高校理数科
 県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
  受験專門塾
     碩学ゼミナールの衣笠です。

【小学5年から高校3年の全保護者へのメール】
        
お世話になっています。

書き始めると膨大な量になるので躊躇していた
ご質問に対して、まとまりなく気ままに書き散らしてみたいと思います。

【ご質問】次の2つ
「苦手科目の克服」「勉強習慣のつけ方」

 一緒に紹介したのは、これに正解するための核心・
最も大事な点が共通しているからです

(学生時代、英米文学を(学生なりに)本気で研究した頃の癖で、こういう考えを書くと大学での実証実験等
資料を揃えるなどしないと気持ちが悪いですが、それをやると時間がかかりすぎるので「雑談」として書きます。ご理解ください(笑))

① 非常に「やさしい」課題・問題から始める
② 成果を求めるのではなく、練習・勉強が「継続」していることだけに着目して、努力が続いていれば
それをほめる。

① について、もし衣笠の子ども(長女)が中学2年生で
数学が苦手だったら、親として衣笠は何をやるか。
例えば中間期末が60点、基礎学が45点位と仮定しましょう。
衣笠なりに、これは高校入試・赤信号です。
まず、大きな書店に行っていくら何でもできるだろうという学年からの問題集を購入します。
今中2、中間期末60点!

まあ、小学校1年か小学校2年から始めます。
本当は小学校1年から始めたいが、本人のプライドもあるので小学校2年かなあ、という感じ。

普通に問題を解かせる、現在中2なので小学校2年の教科書・標準問題集で全部で70ページくらいのうち、30ページくらいまでは全部満点。それを「褒めて褒めて褒めまくる」と本人は

少し心外という表情で、長女は「中2なのに、小2の問題なんか解けて当然でしょ!」と言ったりします。
「でも、当たり前のことが当たり前に出来ることは立派だよ」と、落ち着いた表情で語る衣笠。

ちょっとエネルギーが出て、一層集中して小学2年の問題集を解く長女。45ぺージくらいのところで、集中力が切れて、うっかり1問ミス。
衣笠「残念やなあ~。パーフエクトを逃した残念!」と大袈裟に言うと、少し怒り気味に、たぶん(小学校2年をバカにしていた)今までより真剣に
問題集を解き続ける。

そこで、衣笠「小学校2年でも70ページの問題集をミス1個でやり上げたら、物凄く立派だよ。
のこり20ページ全問正解を目指しなさい!」

返事はないが(親でも、褒められても、命令されるのが嫌いなのが・思春期)かなり本気で問題を解く長女。
この後、本当に全問正解したら(小学2年の問題であっても)少々大袈裟に褒めてあげる
「凄いなあ!天才かもしれんなあ。天才や~!」

このやり取りの後、「小学3年も続けてやってみる?」というと、まず確実に「やってみる!」と言います。
こうやって続けていくと、ある時点で、解くスピードも正解率もガクンと落ちるところ・範囲に
突入します。そこが、苦手になり始めた個所です。

小学校3年の後半か小学校4年生の算数は、中2で中間・期末テスト60点くらいの生徒にはかなり難しいです。もちろんある程度は解けるでしょうが、90%の正解率は厳しいかなあ。
ここで、当たり前のことですが、解けないことを

叱ったり、呆れたり、マイナスの反応を親が絶対にしないこと。
嫌で嫌でたまらない数学を真面目に解こうとしただけで立派です。

長女が、苦手な算数に直面する状況になったところで、親は「立ち位置」を変えて、子どもに寄り添います。「大丈夫」「悪くない!」「思っているよりいい感じ」など励ます言葉を多く使います。

解いている問題集が立ち向かうべき「敵」で、親と子どもは
その敵を乗り越えるために協力する仲間。子どもからすると

親(衣笠)は、自分の勝負を支えてくれる、頼もしい仲間となります。
とにかく苦手科目克服は、①「やさしい」ことから始める

 努力の「継続」を一番大事なポイントとして、「継続」していることを褒める。子どもが、もっと難しい問題に挑戦したいと自ら
申し出るまで、親は焦らないで、「継続」することを褒める。

 

例えば授業で問題を解かせて、◎×つけて、ヒントを言って
指導する場合は、だいたい60%から70%の正解率の問題を

演習させるのが一番成績UPに効果的だと言われています。
衣笠もそれを心がけています。

 

「習慣化」について
衣笠の例をあげると、15年くらい前には衣笠は、体重が85キロくらいありました。そこで、見た目ではなく、健康のために減量しようと決意。

いろいろ資料を読んで、1日1食で暮らしている有名人が多いのに驚きました。故・高倉健さん、北野武(ビートたけし)、所ジョージ、明石家さんま。違っているところがあるかもしれませんが、
予想以上に多かったです。

また、赤毛ザルの研究という、有名な研究があります。「お腹一杯」食事を与えた赤毛ザルと少し「空腹」にして育てた赤毛ザル。

年を取るにつれて「空腹」で育てた赤毛ザルのほうが、明らかに毛のツヤもよく一目で若々しく見えます。最初の実験結果が出た時、予想とあまりに違うので、この実験を行った学者たちは、もう一度何年もかけて、この研究を別の赤毛ザルで行ったそうです。結果は、やはり、空腹で育てた方が、若々しく育ち
これが学会の定説となったということです。

そこで衣笠は、試行錯誤を繰り返しながらですが、
だいたい1日、1.5食くらいで過ごすようにしました。

毎日、朝と夜体重を計ると、食べる量を制限してしばらくすると、きれいに体重が落ちていきました。だいたい67.5キロまで
スムーズに落ちました。今朝は69キロくらいでした。

ただ、何をどのくらい食べると体重がどのように変化するかは
経験から理解しています。67キロ位であれば、いつでも減量できると思っています。

特に、食事制限を始めた、最初の数日間は、壁を殴って穴をあけたくなるくらいイライラします。ただ、3日から4日位すると慣れてきて

食欲自体を感じなくなります。不健康に痩せても意味がないので

ビタミンなど栄養に気を付けながら、今も同じ生活を続けています。(同居人(嫁)が、看護師なので、その点はうるさいです(笑))
また、昨年3月頃始めた「筋トレ」もまだ続いています。

最初は、一日10回の屈伸から初めて、毎日1回づつ回数を増やしていき、現在は1日48回やっています。

 

毎日やれれば一番良いのでしょうが、仕事が忙しいときにはできない日もあります。

自宅の机の前に100円ショップで買った大きなカレンダーを掲げておきそこに出来た日には48回とマジックで書き込み、

できなった日には赤で大きく×と書き込んでいます。最近では、少し回数は減りましたが、だいたい

1か月に20回から22回位はやっています。
昨年3月から始めたので、この、ささやかな「筋トレ」も1年以上続いたことになります。やってみるとわかりますが、ささやかな「筋トレ」でも仕事の後の疲れた体でやると
結構億劫なものです。

取りあえず
体重も、ささやかな「筋トレ」も

「継続」できていることに一応、満足したいと思います

衣笠の頭の中にあることを

調べることなく書き散らしました

万が一参考になれば幸いです。

感想・ご要望いただければ

また調子に乗って書きます。

以上、よろしくお願いします。

 

令和2年6月1日 
碩学ゼミナール  衣笠

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。