城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校（城南・城ノ内・徳島北高）
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
碩学ゼミナールの数学・理科責任者の川真田が、今年度中１基礎学「数学」の分析を書いたので紹介します。
定期テストと基礎学力テストは違います。日頃から基礎学力テストを意識した勉強計画を立てていないと、本来持っている「能力」と比べて、基礎学力テストの点数が非常に低いものになってしまいます。
それは、当日のケアレスミスというよりも、それまでの勉強のレベルや準備を問われていると考えた方がよいと思います
そして、この基礎学力テストの点数こそが、その時点での、その生徒の高校入試への「実力」をストレートに表しているということは間違いないと思います。
中１基礎学「数学」問題分析
碩学ゼミナール
数学・理科責任者 川真田 渉
大問１の小問集合は、特別に変わった問題、難易度の高い問題はありませんでしたが、移行措置で今年から１年生に復活した素因数分解が早速出題されていました。来年度も移行措置で入ってくる内容は出題される可能性が高いことを暗示しているように思います。
大問２は規則性の問題でした。
規則性の問題は、単元としては文字式のところになるのですが、トレーニングしていない生徒には難易度は高い場合があります。過去問をみると頻出問題なので、中１数学の基礎学対策としては必須です。もちろん、碩学ゼミナールの１年生には授業でトレーニングをさせています。
ただ、(2)のたけしさんの考えに沿って碁石を線で囲む問題は、与えられている式からは思いつきにくかったかもしれません。
大問３は方程式の利用の問題でした。
さくらさんとたけしさんの移動に関する図が描いてあったので、文章だけの問題よりはイメージしやすかったかもしれませんが、気をつける点が2つあって、「さくらさんがたけしさんより４分早い」ということを「たけしさんのかかった時間が４分長い」と読み替えれたかどうか、さくらさんのバス停での待ち時間は移動しておらず、速さ０だからさくらさんの道のりに入れないことに気がついたかどうかが正解できたかどうかの分かれ目だと思います。
大問４は、比例・反比例の問題でした。
(2)のBの座標を求めるのは、Aの座標を原点Oで点対称移動することがわかれば簡単です。(3)の整数点を求める問題は、この手の問題をはじめてみた人はとまどったかもしれません。しかし、反比例の比例定数が6になるので、Ｘが6の約数であればよいことがわかれば、難易度はそう高くないでしょう。ただマイナスもあるのは気をつけなければいけませんが。この手の問題も、碩学では対策授業で練習しています。(4)の三角形の面積を求める問題も、x軸で分割して求めることがわかれば、簡単です。
大問５は、平面図形に関する問題でした。
(1)の移動の問題は、①～④の移動を１つずつ正確に移動させていければ、できたのではないかと思います。ただ、回転移動、線対称移動、点対称移動のすべてのやり方がきちんとわかっていないと正解できないです。
(2)の影の部分の面積を求める問題が、今回一番難易度が高かったかもしれません。この図形全体の面積が、半径４cmの半円の面積と半径8cm、中心角３０°のおうぎ形の面積の合計であることがわかりにくかったと思います。それさえわかれば、求める面積がこの面積から半径4cmの半円の面積を引いたものというのは気がついたのではないでしょうか？
ただ、この手の問題は碩学の小学校の塾教材の図形の面積を求める単元にたくさん出てくるので、小学校のときに碩学でトレーニングしている人はできたのではないでしょうか？
(3)はおうぎ形Bの中心角を求める問題でしたが、まず半径の等しいおうぎ形Aの半径を求めてから、おうぎ形Bの中心角を求めないといけない点が、普通のおうぎ形の中心角を求める問題より難しかったと思います。
全体として、所々に中1には難しい問題がちりばめてあり、点が伸びなかった人も多かったのではないかと思います。もちろん受験までにはまだ日はあるので、今回、点が取れなかった人は、十分な復習をしておくようにしましょう。
(分析ここまで)
２０２０年の
碩学ゼミナールのキャッチフレーズは
生徒が幸せになる塾
基礎学力テストの点数が取れる塾
第一志望校合格ＮＯ．１の塾です。
２月２２日土曜日
午後７時３０分から９時までの
塾外生・保護者会では
徳島県の最新入試事情とともに
碩学ゼミナールの指導理念とその実践
特に基礎学力テストで高得点を取る方法
確実に学校の成績を上げる方法などを
現物資料を示しながら全てお話ししたいと思います。
【小４から中２まで】の【塾生以外】の保護者の方で
興味のある方は、ぜひご参加ください。
教室の関係で定員１０名ですが
まだ少し定員に余裕があります
午後２時～１０時までの間に
０８８－６７７－７２３２までお電話ください
大歓迎します。
碩学ゼミナール 衣笠
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川７校舎統括責任者。家族（嫁、長女、長男、母）をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。