城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
4日火曜日、国語・英語専門塾「つばさ」さんが主催した
SILAB代表取締役の白井孝明先生の講演会に行ってきました。
2020年大学入試に伴う入試の変化とその対策を生徒と保護者に伝える講演でしたが、塾関係者が参加しても十分価値のある講演でした。
白井先生のお話ですと
大学入試で、センター入試が共通テストに変わって、出題形式は同じでも問題の設計思想が全く変わる。いままで、パターン化して暗記すれば解けていた問題が多かったが、バラバラの資料や地図から、いくつかの条件を探し出し組み合わせて正解を導き出す形が主となる。
まさしく、思考力が必要となる
白井先生の解説ですと
「思考力」とは、
一見関係のない「原因と結果の関係を想像する力」と
一見関係のないものの間に「関係を見つけて、それをグループ化して説明できる力」に分けられる。
例えば、サッカーボールと飴玉は一見関係のないものだが、丸い形という
ルールに従えば同じグループのものと言える。
全国のすべての高校入試と徳島県の過去の入試問題、基礎学力テストまで分析したうえでのお話には大変な得力がありました。
入試問題で、大学入試に反応が遅い地域は,東北と四国。ただ、その中では秋田県と徳島県が大学入試改革に沿った変革が多い県だといわれました
当日会場では、実際の中3生の正答率37.6%の神奈川県の高校入試の問題を参加者親子全員で解く場面がありましたが、最初の正解率は29%。
白井先生が問題の解き方を指導した後の正解率は62%と急上昇しました。
正解率を急上昇させた「白井マジック」とは
① 問題文の重要個所を音読する
② 問題文の文章に矢印や線を引く
③ 気になったことをメモしながら問題を解く
でした。
この神奈川の入試問題の演習の後、例として昨年3月の徳島県の「数学」のラグビーを扱った問題を取り上げられ、徳島県はこの2年で急激に
傾向が変化していると説明されました。
論説文の読解方法、作文の書き方まで指導していただき、
集中して白熱した大変有意義な2時間の講演でした。
サイラブ白井先生、「つばさ」の阿部先生ありがとうございました。
碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。