城東・城南・城ノ内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です
KINUGASAの国語の授業報告の前に
碩学ゼミナールの作文指導について紹介します。
私は以前、有名なジャーナリストの方のジャーナリスト養成講座を受講していたことがあり、
その時に講師が言われた言葉を今も鮮明に記憶しています。
「 文章はつき詰めれば 音楽になる 」
この言葉に感銘を受け、それから何十年も経つのに事あるごとに
この言葉を思い出します。
ここから自分なりに解釈したことは、いろいろありますが、
その一つが、
文章を学ぶには、音楽を学ぶように学べばよいということ。
例えばクラッシック音楽を学ぶには、最初音楽を聴く事から始めるのが普通です。
それと対応する行為は、文章作法を学ぶには
文章(できれば名文)を読むこと
次に、音楽なら有名な作曲家の曲を暗記して演奏する
⇒これは名文を暗記する。書写するなどにあたります。
作曲する⇒作文を書く
作曲ができるようになれば、当然、他の人の曲もよく聞けるようになる。
⇒ これは文章では、作文が得意になれば、読解問題も得意になるにあたります。
「 鉄道員 」の作者で、人気作家の浅田次郎氏は、自衛隊やブティック経営や競馬の予想稼業などで
生計を立ててきましたが、生涯の仕事は小説家と決めて努力。一日6時間、自ら小説の修行をし、書
けない時は、夏目漱石、トルストイ、谷崎潤一郎などの書き写しをしていたそうです。
このような事例を踏まえ、碩学ゼミナールでは、塾生に高校入試作文を書かせたあとで、添削して返
却。講師が添削した内容を読ませた上で、同じテーマで もう一度作文を書かせます。この時、添削内
容を参考にしても良いですし、また全く独自に自分で書き直しても構いません。
その上で、最後に問題作成者の模範解答を書写するか音読してもらいます。これを繰り返すうちに
だいたい約1ヶ月で、ほとんどの生徒は、入試当日減点されないバランスのとれた文体が身についてい
きます。
「 文章は突き詰めれば 音楽になる 」
これは今でも、しっかりと自分に示唆を与えてくれる
価値ある言葉となっています。
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