城東・城南・城ノ内・徳島北高 受験専門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。
小学5年の社会は教科書P10~「領土」の学習をします。「各国がもつ陸地のことを領土という」説明
から、教科書にはハッキリと書かれています。「北方領土、北海道の北東に連なる島々で、歯舞群島、色
丹島、国後島、択捉島からなる。日本の領土であるが、1945年(昭和20)年、太平洋戦争が終わったあ
と、ソビエト連邦(今のロシア連邦)が不法に占領した。日本は、ロシア連邦に返還を求め続けている。
また、島根県の竹島は、日本の領土でありながら、韓国が不法な占拠を続けている
沖縄県の尖閣諸島も、日本の領土でありながら,中国が自国の領土であると主張している
中学の社会であれば、北方領土の場合、1871年の樺太千島交換条約から始まって、ロシアとの条約の
経緯歴史を説明します。ただ、サンフランシスコ平和条約については「北方領土」の説明をすると、中学生
にも少し話がややこしくなるので敢えて話題にはしません。また、竹島の問題に関しても、100%日本の
領土であるが、国際司法裁判所は、当事国が全部同意しないと訴訟要件が整わず、訴えが却下されると
いうことは教えます。
現在、日本の外務省のHPには、「1952(昭和27)年1月、李承晩韓国大統領は「海洋主権宣言」を行っ
て、いわゆる「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し、同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに、そのライン内に竹島を取り込みました。」「『李承晩ライン』の設定は
、公海上における違法な線引きであるとともに、韓国による竹島の占拠は、国際法何ら根拠がないまま行われている不法占拠です。」と記述されています。
教える立場の人間は、「教科書に書かれてある」という根拠だけでなく、学問的にも法律的にも自分で納
得するまで根拠を確認して学んでから教える義務があると考えます。
そんなことさえしない、学問に対して誠実さのない指導者は、直ぐに生徒から底の浅さを見透かされて
指導者として認められなくなるでしょう。
その上で、「国際法」「外務省」という言葉も一般的でない小5の知的な生徒に、限られた時間内で教科書の真意を伝えることは、かなりの努力が必要です。
今回、授業のために図書館で借りた本は「図鑑百科、地図からわかる日本」など3冊です。
一昨日の日曜日、中2生の中間テスト対策補習のために、A中学の昨年の中間テストのコピーを確認して改めて驚きました。小5の教科書にある内容とほとんど同じ。以下に紹介します。
……2、右の地図を見て問いに答えなさい。
(1)地図中の日本の北端のA島、西端のB島、南端のC島、東端のD島を次からそれぞれ選んで書きなさい。
( 択捉島 沖ノ鳥島 国後島 与那国島 沖縄島 南鳥島 )
(2)地図中のYで示された地域は日本固有の領土ですが、現在はロシアに占領されています。この地域をなんといいますか。
小5生に中学2年のテストにも出る内容を教える小5社会
教える方も
勉強する方も
結構大変なはずだ
ん~ やっぱり
小5社会は高校受験社会より難かしい!
これが本音の実感です。
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