2016/06/07 (火) - ブログ

香川での同僚 「アイ先生」の飛び入り講義。

城東・城南・城ノ内・徳島北校

 徳島市立高校理数科 受験専門塾

           碩学ゼミナールの衣笠です


先日補習のときに、衣笠が香川勤務の時の同僚だった I(アイ)(アイは、名字の最初のアルファベット)先生がたずねて来てくれました。

まだ、11時前なので、本来なら教室は開いていない時間ですが、このブログを見て補習のことを知ったとのこと。

また、このブログをずっと読んでくれているとのこと  感謝です。


いろいろ昔話を続けている時に、衣笠が生徒の前で何か話して欲しいとアイ先生にお願いをしました。

テーマは、「伸びる子の特徴とか、勉強の心構え」なんかがいいなあ

内容までこちらで決めた、突然の勝手なお願いにもかかわらず、アイ先生は快諾してくれて、5分くらいの準備の後生徒の前へ

自己紹介に、自分の名前と、現在、丸亀に住んでいること、塾講師は9年間続けたが今は塾講師以外の仕事をしていること。 香川で以前衣笠と一緒に授業をしていたことを話しました。


声の強さ、テンポ、間合いの取り方、全てが現役ベテラン講師そのものでした。今は別の仕事に携わっているのが信じられないくらいに。


話の内容としては、成績の急激に上がった生徒の例として「中間テストで、一科目ものすごく良い点数を取って、それをキッカケに勉強態度までがらりと変わって、結果学年順位も大幅に上昇して言った生徒」を紹介。何でもいいから、まず自分が決めたことを集中してやったら良い」というお話

これだけでも、生徒にとっては十分勉強になる話でしたが

その後、アイ先生は、生徒に問いかけました

「笑っているばかりの人生がいいですか?」「笑っているだけの人生を望みますか?」

きょとんとして、生徒沈黙


その生徒たちにアイ先生は、問いかけます。

「笑う時どんなふうに笑いますか?

「ハッハッハ」って笑うでしょ ハツ(8)・パ(8)(九九で)64 笑っているだけでは人生100の内64しか知ることができないということです。」


それに続けて

「じゃあ、泣く時はどんなふうに泣きますか?」

(アイ先生、子供の泣きまねをしながら) 

「シクシク」って泣くでしょ

シ・(4)ク(9)(九九で)36 泣いてばっかりの人生は36

泣いて、笑って(36プラス64)人生は100になる


これは、「今がんばって苦労してこそ、将来、心から思いっきり笑える」

そんな風に受けとめると、今の大変なことも頑張っていく

お見事です。現役引退講師の、即興の話としては絶妙です。

帰り際、衣笠と一緒に仕事していたころ、衣笠に提出して

衣笠が赤ペンでアドバイスを書いた業務報告書(日報)を

今でも大切に保管してくれているとのこと。共有した時間を大切に

するアイ先生の姿勢に、またまた感謝。

ちょうど今度の中3国語のテスト範囲で、生徒が勉強していた

孔子の論語

「朋(とも)遠方より来るあり、また楽しからずや」

アイ先生と別れた後も

しばらくは、

この一節、そのものの心情につつまれていました。

アイ先生ありがとうございました。

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