2018/07/06 (金) - ブログ

今年の徳島県高校入試分析を…少々

 

     城東高校・徳島市立高校理数科

      県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)

          受験專門塾

               碩学ゼミナールの衣笠です。

 

 

改めて今年度の徳島県の高校入試の結果を見て分析しています。

特筆すべきは、国語の平均点が昨年より12.9点下がったこと。

数学の平均点が100点満点中40.4点しかなかったことです。

入試当日から生徒の感想としては、国語と数学が難しかったと聞いていましたが、ここまで平均点が下がるとは思っていませんでした。

むしろ理科の2分野の「光の反射の問題」がいままで経験したことのない

難問だったので、理科の平均点が気になっていましたが、平均点は前年と大きな変化はありませんでした。

 

全体的な傾向としては、大学入試の2020年問題の影響を受けているように感じます。問題に会話文がより多く採用され、登場人物の会話により問題を提示していく形が増えています。資料読み取りの問題が増えたことと合わせて

国語力のない生徒は、そもそも設問で何を聞いているのかがよくわからなかったかもしれません。

英語教育が重視され、国際的  異文化、異民族の人達と交流しかつ利益を上げていける人材を育成するためには、混沌とした状況において、何が問題かを読み取る能力はますます必要になってくると思います

 

この入試改革の流れは、確実に一層加速していくと考えられます。

国語力強化を通じて、問題の本質を見抜く力の育成が高校入試でも目標点達成には不可欠と言えます。

 

 

平成30年度 の徳島県入試の

5教科平均点は次のとおりです

 (カッコ内は昨年の平均点との比較)

 国語 平均点 54.0(-12.9点)
 数学 平均点 40.4点(-6.2点)
 社会 平均点 53.3点(-0.9点)
 理科 平均点 51.9点(-1.7点)
 英語 平均点 59.0点(-1.6点)
 5科目平均点 51.7点(-5.2点)

インターネットで、徳島県教育委員会のホームページを開いて
平成30年度教育委員会会議のページを開いて

第2回定例会(平成30年4月26)
第2回資料3の部分をクリックすると詳しい資料が読めます

 

                     (了)

 

 

 

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。

 

 

 

 

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