2019/12/04 (水) - ブログ

基礎学力テストの社会で最短で70点を取る方法!(2019.12.4)

 

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

 

 

基礎学力テストの社会で
  最短で70点を取る方法 (2019.12・4)

今回の基礎学力テストの社会は難易度が高かったと言われています。
徳島市内のA中学では数学の平均点が54.1点に対して
社会は47.7点でした。ただ、幸いなことに碩学ゼミナールでは90点台が6名、80点台が8名いました。
基礎学2回の問題を詳細に分析した結果、3問(たぶん6点分)「シェールガス」「石川啄木」「期日前投票制度」以外は衣笠が授業で扱ったものでした。ただ、それを複雑な、わかりにくい聞かれ方をしていました。衣笠が授業で解説した解き方で解くと比較的簡単に解ける問題でも、自己流で解くとミスをした生徒が多かったようです。毎回、しっかり塾の社会の授業を復習してくれていた生徒さんは
80点以上とれたのではないかと考えています。
そこで今回、残念ながら70点を取れなかった生徒の方に、基礎の基礎でかつ最も基礎学で得点できるポイントと勉強方法を改めてお伝えしたいと考えました。

塾の配布教材で「◎◎社会」というテキストがあります。
まとめも問題も重要かつ頻出問題が入っていて中1・中2の基礎力が不足している生徒には最適なテキストです。115ページまでが地理と歴史です。テキストの構成としては、まず重要項目のまとめがあります。中1・中2の時の社会の中間テストの点数が80点以下という基礎力の無い生徒は、まずこのまとめの重要事項を線を引きながら、真剣に読んでほしいです。すぐには暗記できなくとも、暗記する気で読んでほしいです。何度か読んだ後、今度はその次のページの「まとめノート」、定着問題、練習問題のカッコを埋めていきます。その時、問題として解けるようなら、カッコに書きこんでいきます。その後赤ペンで答え合わせ。間違いを暗記していくというのが標準パターン。
ただし、苦手な生徒は、全然カッコが埋められない場合もあります。
その場合は、答えを見ながらカッコを埋めてもよいです。ただしその場合は、なぜその答えになるか、その答えを自力で解答するためには何を暗記しなければならないかを考えながら書きこんでほしいです。「◎◎社会」はある程度解説も充実していますので、しっかり解答の解説も読んで理解することが重要です。

高校入試で「地理」「歴史」「公民」と3分野ある中で、「歴史」は「地理」より勉強がしやすい単元です。上記の方法で「◎◎◎社会」の「歴史」分野を勉強する。塾で繰り返し宿題にも出した年号30を暗記する。その中でも、「歴史」学習の出発点は、一問一答なので
「◎◎社会」の一問一答は必ず完全に暗記するようご家庭でも指導ください。今回の基礎学で、全国水平社の設立時期を問う問題は、見落としやすく難易度が高かったと思いますが、塾の重要年号30に入っていましたので、暗記していた人は直ぐに解けたと思います。
授業では、暗記の方法、ポイントを繰り返し繰り返しお伝えしていますが時間不足で強制的に暗記するまでは出来ていません。
碩学ゼミナールの中3SS・Sクラスの「歴史」標準一問一答テキストは429問ですが、「◎◎社会」には定着問題として一問一答が179問あります。とにかくこれは、完全に全部覚えていただきたいですね。とにかく、これが、一番てっとり早く点が上がると思います。
実験でお子様に上記179問のうち何問かを答えさせてみてください。8割答えられたら普通です。もし5割以下なら何をするよりこの一問一答を強制的に暗記させてください。

社会は、数学などと比べて、広く浅く暗記する科目なので、勉強の際に音読が効果的です。テキストのまとめを何度も音読すると、問題を解くときに使える程度に自然と暗記できてきます。
「歴史」学習の際には「歴史の流れ」を理解・暗記することも重要です。
塾では「歴史の流れ」というプリント集を作成して、お子様にお渡ししてあります。これを自分で勉強していくと、基礎知識ゼロでも「歴史の流れ」が自然と身に付くようになっています。改めて、もう一冊必要な場合は仰っていただければ(無料で)お渡しできます。取りあえず
上記のことを勉強して塾の「歴史」の講義(過去問解説)を聞くと
今まで以上に身に付くと思います。

次に「公民」分野ですが、「公民」分野が一番勉強方法がハッキリしています。塾でもほとんどすべての教科書内容を講義します。学校で一度聞いているので、二度教科書説明を聞くことになります。それでももう少し解説が読みたい人は、教科書に加えて、「中学公民が面白いほどわかる本」(西村 創著 KADOKAWA)(定価1400円+税)を読めばより理解しやすいと思います。その上で、
塾教材「☆☆社会中3」の基本ワークと重点ワークのページを完全に暗記するといいと思います。それに加えて「◎◎社会」の公民部分も重要でかつ頻出問題が掲載されています。もちろん
テストブックなど学校教材を完全に暗記できればよいのですが、
学校教材は上記テキストより暗記量が多いので苦手な生徒には
上記方法の方が早く点数が上がると考えます。

公民に関しては、冬期講習前に第3回基礎学力テスト「公民」予想問題を作成して配布します。これはハイレベルなものではなく、基礎的でかつ重要問題を集めたものです。これは是非暗記してもらいたいです。
最後に「地理」分野ですが、これが一番勉強しにくい分野です。
① 「地理」目標点別にどこまで暗記したらよいか
「地理」暗記項目
① 世界の主要国・位置と名前
② 都道府県、位置と名前と県庁所在地
③ 地図記号
は頻出。必ず暗記してほしいです。

学校で配布される(購入させられる)「新研究」や「整理と対策」
などのテキストのまとめ部分か「◎◎社会」のまとめ部分
を暗記する。一番暗記量が少なくて、重要項目中の重要項目が
上手くまとめられているのが、たとえば「10分間で総復習・中1・2社会」(受験研究社 500円+税)とにかくこれらを暗記して
問題部分も解いてほしいです。その上で基礎学の過去問を解いて、塾の授業の解説もしっかり聞いて、間違った問題を意味を理解しながら暗記していくのが、一番確実に点数が上がると考えます。
「地理」分野は間違った方法で勉強すると、いくら勉強しても全く成績が上がらないということが起こる怖い分野です。

 

今年も今まで、すべての中3社会の授業では、70分の授業に
4時間以上かけて準備して授業をしました。
授業の大部分は、問題の解き方のコツやどこを暗記すれば点数が取れるかという実践的な内容です。社会が苦手でも我慢して聞いて、復習すれば、どこの授業よりも点数が上がると(秘かに)自負しています(笑)

夜中の12時過ぎてまで、強制的に居残りさせて
重要事項を暗記させていた時代は、とにかく出席していれば,かなり確実に点数は上がっていました。

ただ、現在の状況では、授業で教えたポイントをある程度自分で暗記してくれないと何も進みません。
点数が上がらないからと、間違った勉強方法を始めると、なおさら点数が上がらないので衣笠のエネルギーを、何とか無理に振り絞って、
この「基礎学で70点を取る方法」を書きました。

参考になれば、幸いです
令和元年12月4日
午前3時15分
深夜の教室にて 衣笠

 

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。