2016/05/08 (日) - ブログ

ゴールデンウイーク勉強会報告① 「少しの充実感とチクチクする痛み」

   城東・城南・城ノ内・徳島北高

     徳島市立高校理数科 受験専門塾

            碩学ゼミナールの衣笠です

 

 ゴールデンウイーク期間中、予定通り勉強会を実施しました。

 5月1日(日)午後1時~9時 中3・高校部希望者

 5月2日(月)午後7時~10時 指名補習

 5月5日(木)午後1時~9時 中1~中3希望者


 5月1日(日)の補習時に予想以上の参加者が有り、なおかつ全員最後まで真面目に勉強に取り組んでいました。中3は主として、連休明けの実力テストの対策。中2は、塾の宿題や苦手科目の弱点克服など。質問及び希望単元の解説は、担当講師が常にそばにいますので、疑問点は 直ぐに解決できます。


 勉強会は、いつものように、55分勉強して5分休憩、55分勉強して5分休憩のペースで進めていきました。4時には、近くのスーパーで購入した小さなアイスクリームの無料配布。これもそろそろ定番化しているかなあ(笑)

 

 結構たくさん質問も出て、常時25名以上が参加していても、8時間を通して私語はゼロ。充実した時間の経過であっという間に午後9時となり、参加者全員が終わりのシートを記入して、全員明るく挨拶をして、元気に帰って行きました。

 

  ただ、提出されたシートを読みながら驚きました

シートには、まず塾からのメッセージが書いてあります。「GWの勉強が1学期の成績を決める!今日一日でヘトヘトになるまで、頭が爆発するまで勉強をやりきれ!」


次に成績目標記入欄

その次に、質問

 今日の補習の勉強態度を自己採点すると何点?⇒(    )点

 何があれば、何をすればあと10点UPしていましたか?

 

 最前列で、真剣に勉強に取り組んでいた中3の女の子のシートには

 「わからないところは、もっと質問をして、わかるまで聞いたらよかった」

 これは「今日の勉強で分からないところがあった。質問して聞きたかったけれど、質問できなかった」ということ。

   「 エ~! 」 彼女が真剣に勉強していたので、邪魔してはいけないと、   必要以上に声をかけないようにしていたのに……。

 

 例えば、勉強の苦手な生徒には、

 「質問は無い?」と声をかけて、「今のところ大丈夫です」と言われたら

 その時勉強しているテキストに対して、「このテキストで少しモヤモヤ しているところを指差してごらん」と言って待つ。すると10秒位考えて、控えめにテキストのページを指差してくれる。

その部分を生徒が心の底からわかるように、熱を込めて説明する。それで、生徒の完全な理解が引き出せたら

 たぶん、かなりその生徒はこちらを信用してくれて、今まで以上に熱心に勉強 してくれると思います。

 参加者全員が、勉強会に参加してよかったと、本当に満足してもらいたいと指導してきたのですが…

 児童精神科医の佐々木正美医師が書かれた、碩学ゼミナールにとって最重要書籍の「抱きしめよう、わが子のぜんぶ」(大和出版)にはこう書かれています。

「お父さん、お母さんはいつでもあなたの力になるよ。

苦しいときは、私たちの懐に飛び込めばいい。

そんな思いで見守り、待ってあげてください。

親が深い愛情で見守ってくれている、

待ってくれていると思えれば、

子どもは安心して、いつか必ず心を開くようになるはずです。」


 この「お父さん、お母さん」が、教室では、私たち講師の役割と考えて指導に取り組んできました


の つもりでした。



でも、

まだ、まだ、まだ、まだ、 実力不足でした

それを痛感した女子生徒のシートでした

適度な疲労感と、少しの充実感と,チクチク刺すような「実力不足の痛み」を感じながら


    ゴールデンウイーク初日の勉強会を終えて、帰宅しました。

                                   この項続きます

                  

                                       

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。

ぜひ碩学ゼミナールのHPもご覧下さい

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