2022/10/28 (金) - ブログ

22日(土)保護者会の「内容」と保護者の「感想」

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

10月22日(土)午後7時から午後9時まで

最後の保護社会を行いました。全体的には、前3回と同じ内容ですが

今回は、特に受験情報の件では、2022年3月の大学受験で

ほぼ人口が同じ福井県(人口77.4万人)の公立高校から、東京大学に

15名の合格者を出しているのに対し、徳島県(人口73.6万人)は公立高校からの東京大学の合格者が2名(城東1名、城ノ内1名)

両県の顕著な差は、福井県の藤島高校(東大8名)、高志高校(東大5名)

武生高校(東大2名)の不合格者合計が287名出ているという事。

トップ校の競争率が高いということが、大学受験にも大きな影響を与えているのではないかと感じさせられました。

また思春期の脳の話も詳しく説明しました。

昔は10代で脳の成長は完成すると考えられていましたが、ここ10年で脳の研究が進み、10代の脳は容積は大人と同じになるが、内容は

まだまだ未熟で、不安定な状態であることを解説しました。

頭頂葉と側頭葉が成熟してくるため、身体能力や学習能力は飛躍的に伸びますが、

論理的な思考や高度な精神活動を行う「新哺乳類脳」とも呼ばれる部分がまだ未熟であること。

これが思春期の子供の行動の不安定さにつながるということです。

その思春期の子供に対しての対応として「怒る」と「叱る」の違いを

「思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33」(土井高徳・小学館新書)から紹介しました。

【怒る】
感情的に
自分のために
過去に焦点をあてて
怒りと勢いで
自分の言いたいように
感情に任せて

 

これに対して

【叱る】
理性的に
相手のために
未来に焦点をあてて
愛と勇気で
相手に伝わるように
感情を統制して

 

対比して考えると、違いがよく理解できたと思います。

その他、受験生のお子様にすぐに役立つ対応の仕方を数多く
お話ししました。

 

参加された方の感想の中から、許可が出たものを
掲載します。

 

A様 自立させるために、「甘えさせる」ことが大きく影響を与えることが印象に残りました。子供も大きくなってきたので、その点は意識して
今後の子育てに生かしていきたいと思います。あと、信用できる人を
持つことも大切なことだということを意識していきたいと思います。
2時間という時間でしたが、なかなか普段聞く機会のない話だったので、集中して聞くことができ、あっという間だったかなと思います。
少しでも頭に残して、子供に接していきたいと思います。

 

B様 8秒間のスキンシップとラジオ体操を、明日から実践します。
子どもは、親の発言をきちんと受け止め、自分の中で整理しながら
頑張っているんだなーと、子どもからの10個の親(の子)に生まれて
良かったのメッセージで思いました。私も子どもに向き合うことを
続けていきたいと思います。

 

C様 信頼してもらえる親になることが、子どもの為になることを
強く肝に命じて、自分自身も受験を一緒に乗り越えて成長していきたいと思いました。両親の長所をたくさん書いてくれていて驚きました。
涙が出るほど嬉しく、文面が面白くて笑えました。

 

D様 思春期の子供に対して、親の力の見せどころということ。「ありがとう」という言葉を日常でよく使い、自己肯定感を高める。今回の
保護者会で、家に帰って自分自身気をつけようと思うことがたくさんあった。努力したことをほめる。子供に対して言葉でおさえつけない。
してくれたことに対して「ありがとう」と言う。子供の話を聞く。

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。