2020/06/10 (水) - ブログ

模試の結果の「受けとめ方」をアドバイス。

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

 

お世話になっています
外部の業者模試の結果を知った時の

「お子様の反応」に関する
衣笠からのアドバイスをお送りします

「全国模試の結果は、点数・得点は悪かったけれど、志望校の判定(合格可能性)は悪くなかった」と
いうご家庭も多かったと思います。

それを見た標準的な【お子様の反応・感想】
「点数はすごく悪いけど、判定は思ったより悪くなかった(から、心配していない)
(今回のテストで)苦手な分野が分かったから、そこを克服しないといけないと思う」

「悪い反応ではないと思うのですが、親としては
点数が悪かったことをもう少し問題として、もっと上の目標を目指してほしい」というのが本心ではないでしょうか?

そこで衣笠が以下の文章を書きました
上記お子様の反応を分析すると下の3つの部分に分けられると思います。

① 点数はすごく悪いと本人が思っている
② (合格可能性の)判定は思ったより悪くなかった。とも本人は思っている
③ 苦手なところが分かったから、そこを克服するよう頑張ると思っている

(衣笠の感想)
③ は問題なく、苦手なところの克服に頑張ってもらう。「親も手伝えることは手伝うよ」だと思います
① は、点数を見て悪いと考えているところは、良いと思います
(本人の基準・目標が、もっと上だということなので)

気になるのが②で合格可能性の判定について、思ったより良かったので安心してしまっては、勉強のへの取り組みが甘くなるのではと
保護者の方は、少し心配になって当然です。
こんな時、衣笠が言うことを想像して下に書いてみます。
(長女との【 架空 】の会話です)
衣笠「合格可能性って、高校に上位合格する可能性?取りあえず
ビリでもその高校に入学できる可能性?」
長女「ビリでも入学できる可能性だと思う」
衣笠「例えば、城東高校だと1学年280人くらいなので、今回の
合格可能性70%は、城東高校の270番か、280番になれる可能性が70%っていうことやねえ」
長女、ちょっと警戒しながら、恐る恐る
「まあ、そういうことやなあ」
衣笠「曲がりなりにもあなたは城西中学で200人中20番から
30番くらいにいるから授業もよくわかって、余裕をもって
生活できて、学校が楽しいだろ」
長女「うん、そう思う。楽しい」
衣笠「もし、今城西中学で200人中180番くらいだったら
結構きつくない?」
長女「きついと思う」
衣笠「じゃあ、城東高校に280人中何番で合格したい。とにかく
ビリでもいいから合格する、合格可能性は何%がいい?70%だったら、そのまま行くと30%は不合格ということだよ。」
長女「城東高校280人中150番くらい。合格可能性は90%にしたいなあ」
衣笠「じゃあ、そのためには基礎学で何点必要?学年成績順位は何番取った方がいい?」
こんな感じで問答すると
多くの場合、目標点を150番に合わせてあげてきます。
親があせらず、何度かこの感じで子供とやり取りすると
ゆっくりと子どもの目標が上がっていきます。
合格して、制服を着るだけが目標だったのが
高校に入学してからの「充実した生活」に目標を上げると
子どもの意識もゆっくりと上がっていきます。
この部分は、親が焦らないことです(笑)
上記参考になれば幸いです。

令和2年6月10日
碩学ゼミナール 衣笠

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。