2020/02/24 (月) - ブログ

中1基礎学「理科」問題分析!

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

碩学ゼミナールの数学・理科責任者の川真田が、今年度中1基礎学「理科」の分析を書いたので紹介します。
定期テストと基礎学力テストは違います。日頃から基礎学力テストを意識した勉強計画を立てていないと、本来持っている「能力」と比べて、基礎学力テストの点数が非常に低いものになってしまいます。
それは、当日のケアレスミスというよりも、それまでの勉強のレベルや準備を問われていると考えた方がよいと思います
そして、この基礎学力テストの点数こそが、その時点での、その生徒の高校入試への「実力」をストレートに表しているということは間違いないです。

【 中1 】 基礎学「理科」分析
碩学ゼミナール
数学・理科責任者  川真田 渉

 

【中1理科】
大問1は、葉や茎のつくりに関する問題でした。
特にめずらしい問題はなく、できた人が多かったのではないでしょうか?縦切りの図も、教科書に写真が載っているので、できなかった人は再確認しておきましょう。

大問2は、ガスバーナーの使い方に関する問題でした。
ガスバーナーに関して、大問丸々すべて出ることはめずらしいと思います。また、会話形式の問題で、質問の内容が(2)は変則な記述問題でわからなかった人もいると思います。(3)の炎の色の理由も意外にできなかったのではないでしょうか?ガスバーナーの使い方などは、案外きちんと勉強できてない人がいるので、今回の基礎学で理科の点が伸びなかった人は、ガスバーナーに限らず、もう少していねいな勉強を心掛ける必要があると思います。

大問3は、光の反射・屈折に関する問題でした。
基本問題ばかりなので、できてほしいところです。(4)の反射の作図は、きちんと練習していればできる問題です。ただ、光が実際にないところは点線で、実際にあるところは実線で書く、矢印を書く等の基本ルールは守っていないと×になるので、普段から注意して練習しておく必要があります。もちろん、碩学の理科の授業では、その点をきちんと指導してトレーニングもしています。

大問4はシダ、コケに関する問題でした。
最近の基礎学では、シダ、コケに関して大問で出ることは少なくなっていたので、案外手こずった人もいるかと思います。ただ、シダ・コケについては、質問されることはほぼ決まっているので、きちんと勉強しておけば対応できます。

大問5は、蒸留に関する問題でした。
意外かもしれませんが、中1に限らず、中2、中3でも蒸留はよく出題されます。(1)の沸騰石を入れる理由や(7)のガラス管の先が試験管に集まった液体につかってないことを確認する理由については頻出問題ですが、決まった書き方で答えられる記述なので、暗記すれば対応できます。碩学では、対策授業でやった過去問で出てきたので、できた生徒も多かったと思います。

大問6は、光合成と呼吸の関係に関する問題でした。
光合成と呼吸に関連付けて、二酸化炭素と酸素の性質が質問されたりしていますが、基本的なことばかりなので、できた人も多いでしょう。(4)の対照実験という語は非常によく出るので、できなかった人は要チェックです。ただ、(3)の記述は「光合成」「呼吸」「気体」「出入り」の語句を使う条件がついているので、かえって書きにくかったかもしれません。普通に語句の条件がなければ、「呼吸によって発生する二酸化炭素の量より、光合成によって吸収される二酸化炭素の量が多いから」という感じになるので、「気体」「出入り」という語句がつかいにくいです。あと、(5)は、葉に光合成させているので、実験後二酸化炭素の量が多いのは、葉の入っていないCの方なので、呼吸の実験と勘違いしないようにしましょう。

大問7は、音に関する問題でした。
(1)~(3)は基本問題です。(4)の答え「波」はよく出るので、しっかり覚えておきましょう(音は波の一種なので「音波」といったりします)。(5)の答え、「ア
小球は上下に振動するだけで振動しない。」というのは、関連の画像が教科書に載っています(太鼓をたたくと、紙片が上下に振動する画像)。

大問8は、2力のつりあいに関する問題でした。
数学だけでなく、理科でも移行措置で1年に降りてきた内容が出題されました。問題自体は基本問題なので、できた人は多いと思いますが、この傾向は来年も続くのではないかと思います。

中1基礎学理科は中2に比べて範囲が狭いため、出題内容が限られます。そういう意味では勉強はしやすいですが、ていねいな勉強ができていないと点を落としやすいという反面もあります(例えば今回のガスバーナーの問題)。今のうちにきちんと復習をし、中3の受験勉強のときに、少しでも復習せずにすむようにしておきましょう。

(分析ここまで)

 

 

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碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴
城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、
香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。
毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。
元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親
セミナーも手がける。