2017/05/01 (月) - ブログ

学力と読書の関係  衣笠の考察(加筆・修正)

 城東高校・徳島市立高校理数科

         県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)

          受験專門塾

               碩学ゼミナールの衣笠です。

 

 

「学力」と「読書」の関係について、よくご質問をいただくので、自分なりに

書いてみます。  (少し加筆・修正しました)

私自身は、大した読書家ではありませんが、実母は「とにかく本を読みなさい。

読みたい本があったら買ってあげるから」と口癖のように言っていました。

今でも、図書館などで本に囲まれていると、大変心が安らぎます。

最近感じたのですが、それは母の心に守られているような気がするから、

そんな気がしています

 

さて、学力と読書との関係ですが

学校のテストの難易度が急に上がるのは、、中2の2月の県下統一基礎学力テストからです。

その後、中3の4月の進級テスト、5月の第1回実力テストと難易度は高いままです。

ここで、中2まで学年1番だった生徒で、5~6番に下がる生徒が出てきます。

だから、毎年5月末に学年上位の生徒が、何人か入塾(転塾)してきます。

その後ですが、自分の経験からですが、前の塾等が基礎的な問題しか扱わず

技術的に欠落しているだけの生徒は、日に日に実力をつけまた学年トップに返り咲きます。

ただし、それまであまり問題以外で読書をしてこなかった生徒、読書量が不足している生徒は成績の伸びも頭打ちになることが多いです。

学年が上がり、国語の読解問題だけでなく、数学の文章問題、図形問題その他でも

文字を見て、それを映像として認識するイメージ能力が要求されます。今までにない高いレベルで要求されます。

読書量が不足していると、数学の文章問題で要求されていることを図に表すことが苦手です。何度も教えて、初めて納得するのですが、ランクアップするのに大変時間がかかります。

例えば、赤(紅)という文字を見て、たくさん読書している子供は、ケイトウの花の赤であったり、夕日の赤であったり、血液の赤であったり、赤ペンの赤であったり

いままで読書で経験してきた「赤」の中から目の前の問題の「赤」を瞬時にえらぶ事ができます。読書が人格を作る側面とは、全く関係なく、学力向上だけのために必要不可欠

だと考えて保護者の方に、読み聞かせを強くおすすめしています。

4人の子供全員を東京大学医学部に合格させた佐藤さんが、3歳までに絵本を1万冊読ませることを目標にした話。14歳でカナダの名門5大学に合格した大川翔くんのお母さん(東京弁護士会弁護士)は、アルバイトを雇って、一日8時間も我が子に読み聞かせをさせたとのことです。息子、翔君が自著で紹介しています。

「ザ・ギフテッド」(大川翔 扶桑社刊)「9歳までに自頭を鍛える!37の秘訣」(大川栄美子 扶桑社刊)

日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹さんは、小さな頃漢文の

素読(意味を考えずに音読する)をさせられたことが、後の学術研究に大変役立ったと自著の中で書いています。

 

 

例えば、無学年のプリント形式の算数・国語教材にも良い教材がたくさんあります。特にくもん式の国語はたいへん良い教材だと思います。自分の子供も小学生の頃通いました。

先述の、お子様全員が東大医学部に進学された佐藤さんのお宅でも小学生の頃、お子様がくもん教室に通われたことを紹介しています。

 

ただ、そのようなプリント教材は、論理であり、人間の体に例えるなら「骨(骨格)」にあたります。人間の体はその「骨(骨格)」を支える、良質な筋肉を必要とします。それが読書に当たるのではないか

「骨(骨格)」に読書や経験がバランスよくミックスされて、学力的にも豊かに育つのではないかと

衣笠は考えます。

 

 

 

小学時代に、考えること、より深く考えること

そのために「読書」が大変重要であると

衣笠は考えています

 

 

 

 

 

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。

ぜひ碩学ゼミナールのHPもご覧下さい

 

—–