2022/03/15 (火) - ブログ

中2基礎学力テスト「理科」問題分析!

城東高校・徳島市立高校理数科
県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)
受験專門塾
碩学ゼミナールの衣笠です。

【 中2 】基礎学力テストの「数学」の問題を
数学・理科責任者 川真田が分析したので紹介します。

 

【 中2 】数学・分析!
2022年2月16日実施
数学責任者 川真田渉

 

今年の中2理科の基礎学は難しかったと感じた人が多かったのではないでしょうか?実際川真田も解いてみて、中学二年生には難しいと感じる問題や間違いやすい問題、問題の意味がわかりにくい問題が多かったように思いました。
また、今年の中3の基礎学もそうでしたが、記述問題の採点基準が厳しくなってきていること、完答の問題が多かったこと、完答の問題を別々にカウントすると57問あり、単純に問題数が多かったのも得点が取りにくかったことにつながっていたと思います。

個々に問題を分析していきます。

 

大問1は水溶液に関する問題でした。
(1)?の硫酸銅が青色で有色透明であることを知らなかった人もいるかもしれませんが、教科書には載っています。また塩化銅の電気分解で、銅(イオン)が解けていれば、青色になることを覚えていればできる問題です。(2)の質量パーセント濃度については、数学でも食塩水の濃度に関する問題は出てきます。食塩水中に溶けている食塩の量に注目して計算すること、濃度の意味をきちんと理解していることが大切です。

 

大問2は無脊椎動物に関する問題でした。
(1)(2)は標準的な問題です。(3)の節足動物を選ぶ問題は、ミジンコが甲殻類であること、(2)の節足動物の特徴がわかっていれば選べる問題です。ただ教科書に載っている動物は、きちんと分類できるように覚えておくことは大切です。また、(5)はエビの足は頭胸部につく五対のみが歩行に使うもので歩脚といいます。腹部についているものは遊泳肢といい、泳ぐために使うもので足ではありません。

 

大問3は力のつりあいの問題でした。
図1は教科書実験ですが、結果を知らなくても2力がつり合うための条件を覚えていれば答えられます。(4)、(5)のある力とつり合う力を考える問題は、中3生でも間違いやすい問題です。つり合う2力と作用反作用の2力の区別がつかない生徒は少なくありません。それぞれの力をきちんと言葉で表すことができれば区別できるのですが、考え方を知らないと難しいと思います。ちなみに川真田は授業でこの区別の仕方については必ず指導するようにしています。

 

大問4は蒸散に関する問題でした。
蒸散の問題はそれぞれの植物のどの部分にワセリンが塗られ、どこから蒸散しているかを考えることが大切です。そこがわかっていれば蒸散の問題としてはそれほど難しくない問題だと思います。ただ(4)のように蒸散量を記号で表すのが苦手な人がいますが、上記のことが普段からできていればきちんとできます。

 

大問5は火山と火山噴出物に関する問題でした。
今回は出題されていませんが(2)の問題文のこの観察をする際の火山灰を洗うときの操作を出題されることがよくあります。覚えていない人は確認しておきましょう。また?の鉱物名が苦手な人が少なくないですが、よく出るのはセキエイ(無色)、チョウ石(白色)、クロウンモ(黒色)です。残りの3つは出ないわけではありませんが、頻度は少ないです。基本的にこの3つは上記の色で出題されることがほとんどなので、色で判別できます。?の火山灰の色(火山の形)と火山名は関連性がないので、ゴロ合わせ等を活用して、きちんと暗記しておきましょう。よく出ます。

 

大問6は音に関する問題でした。
この問題は、問題の意味がよくわからなかった人が多かったのではないでしょうか?要は花子さんと次郎さんが同時にストップウォッチをスタートし、太鼓の横(A点)で花子さんは音が鳴った瞬間ストップウォッチを止め、次郎さんは太鼓(A点)から300m離れたB点で音が聞こえたときにストップウォッチを止めたので、次郎さんのタイムと花子さんのタイムの差が、音が300m進むのにかかった時間になります。ただやっかいなのは、この音の速さを利用して(5)の計算をするので、(2)、(3)が間違えば、(5)も連鎖的に間違えるという点です。なので、ここで大きく失点した人も少なくなかったのでは?と思います。

 

大問7は鉄と硫黄の化合についての問題でした。
全体的に標準的な問題ですが、(1)の脱脂綿でゆるく栓をする理由は、川真田が記憶する限り、初めて出題されたのではないかと思います。もちろん教科書にきちんと理由は書いてありますが、この実験での記述は、(2)のいったん反応がはじまると加熱をやめても反応が続いていく理由を書かせることが圧倒的に多いです。できなかった人は再確認しておきましょう。

 

大問8は梅雨前線に関する問題でした。
日本の季節ごとの天気に関する問題は、やはり普段からテレビの天気予報(気象予報士が出てきて解説するタイプのもの)を興味を持ってみることが理解への早道です。この問題は普段から天気予報をみている人なら、それほど難しくない問題です。ただ(2)の停滞前線の記号を書く問題は、暖気を表す半丸が左上、寒気を表す三角が右下で2つがくっついていること、このワンセットがそれぞれ離れていることに注意しましょう。こういうものは決められた記号なので、それ以外は○をもらえません。天気記号や風力記号も間違いやすいので、改めて確認しておきましょう。

 

今回の中2理科は難しく、他の教科で点を取れているのに理科で点を落として悔しい思いをした人も多かったと思います。ただ、中2の基礎学は大事ですが、これによって進路が決まるわけではありません。入試へ向けて、再度気を引き締めて理科の勉強に取り組むようにしましょう。

(了)

 

 

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。