2019/09/02 (月) - ブログ

2019年 通塾合宿(8月10日~13日)【 報告 】

城東高校・徳島市立高校理数科

県立上位高校(城南・城ノ内・徳島北高)

受験專門塾

碩学ゼミナールの衣笠です。

 

今年も8月10日~13日の4日間、午後1時~11時まで
1日10時間通塾合宿を実施
しました。このくらいの勉強時間なら、県外の受験生は当た
り前と思いますが、徳島の生徒にとっては「挑戦」となります。
大教室に13名の生徒と講師を入れて、衣笠が 小教室のホワイトボードに一日の勉強計画のタイムテーブル を書き込みながら、時に生徒 の前で絶叫しながら、バタバタしながら個別指導に回っていました。
例年のことですが、生徒の意識向上に大きな効果があったの
が大学生のスタッフの「合格体験記」の発表でした。
徳島大学工学部の十亀先生は、中学時代、野球に明け暮れて
学年100人中90番まで成績が下がった。
その後親に無理やり塾に入れられて、自分も頑張って学年3
番まで成績向上。ただ、高校に行ってもまた野球ばかりに打
ち込んで学年280人中210番。そこか ら、また奮起して学年成績1番を取った話をしてくれました。
その後、徳島大学医学部医学科のT先生は吹奏楽で

バィオリンを弾きながら生物オリンピックに出場、優秀賞
(参加者の上位2%)を獲得。勉強も頑張って医学部に合格
した話などを披露してくれました。
最終日には、徳島大学、医学部医学科の大谷先生が、小学生の時、医師を目指すことを決めて文理中学に進学したこと。文理中学では、中学1年生から土曜日も午前中授業、午後からも
学校の補習、その後も塾に通う生活を続けていた。そのかいあって得意な英語では高校【2年】の時のセンター模試で195点位取れるようになっていた。(無理やり例えると、中学2年の終わりに中学3年の基礎学3回の問題を解いて95点が取れるくらいでしょうか)

文理中学・高校では学年順位30番以内で、国立医学部が狙える位置とのこと。大谷先生は常に学年成績20番程度をキープ、部活のソフトボールと学業を見事両立させていました。

特に、理科が苦手な生徒には「電流」(オームの法則)分野を徹底指導。全員、電流には自信を持ってくれたようです。本当に苦手であった分野を一つでも克服すると、その他の苦手分野に挑戦する「勇気」と「やる気」を手に入れることができます。

 

塾の指導はともかく、通塾合宿を進めていくうちに、
参加者の意識が一日一日進化していくのが授業中の勉強姿勢
からも感じられました。また、授業後 生徒が書いた「終わ
りのシート」を読んその成長が改めて確認できて、心から 、大変嬉しく思いました。

衣笠が受講者に伝えた「本音」の言葉
◎合格可能性10%しかない高校を志望校にしている人

←14年、15年間の今までの人生をすべてガラリと変える位の決意をしないと、スタートラインにも立てない。他の生徒もこれから頑張ろうとしているのに、その人たちを抜いていけるはずがない。

◎合格可能性30%のひと

←これは、そっくり模試で目標点マイナス50点くらいの人。
ものすごく頑張れば、志望高校を狙っていける。ただし、生徒のシートを読んでみると、衣笠が合格可能性30%と思って
いる生徒の多くが50%以上と書いている。なんとか事実を伝えないと、本当の緊張感が生まれない。

◎合格可能性50%のひと

←これは、中3の実力テストの最高番数が志望校合格ボーダーに1回でも届いた人。 例えば、校区外のK中学で徳島北高校を志望している場合、いつもは15番だけれど1回だけ8番をとったことがある。これが衣笠の考えでは合格可能性50%。五分五分。

一度も合格可能な番数を取ったことがないのに、これから成績を上げるから大丈夫と考えている

人は、当たり前ですが、他の生徒も部活が終わって必死で勉強するのです。「はいどうぞ!」と自分より上位の生徒が道を譲ってくれますか?そんなわけはないですね。

徳島に帰ってきていつも、残念に思うのは、目標達成への見通しが甘くて結局志望校を下げる生徒が本当に多いこと。

才能も少しは関係ありますが、志望校に合格するかどうかの本当の要因は
「いつ本気で勉強を始めるか」です。

基礎学230点くらいで合格する高校に進学する生徒は、だいたい基礎学2回が終った12月くらいからエンジンがかかり始めます。毎年それを見ていてもったいなくてしょうがありません。

今年は、昨年の生徒と比べ、日頃からの長時間の勉強に慣れ
ていない生徒が多かったので
同じテンション、同じ集中力を発揮させるまで衣笠が強引に
引っ張ったので、授業の最後 には毎日ヘロヘロに疲れてしまいました。
今年は、通塾合宿4日間(40時間授業)で、参加費3万円でしたが、 今年も受講費3万円は安かったなあと「本心」で思えた内容だったのが良かったです。
最後に、最終日の10時過ぎから行ったラストセレモニーのタイムテーブルと 生徒の感想文を紹介します。
2019年通塾合宿ラストセレモニー
①(東日本大震災)津波・階上中学校
答辞原稿を読んでもらう
②実際の津波映像上映 3分
③階上中学・答辞映像上映 3分
④当たり前の日常のありがたさ 親のありがたさなどについて
橋本・衣笠からコメント(お話し)各3分
⑤両親に感謝の手紙を書こう(衣笠)
⑥手紙完成(終了)
(40分予定)⇒実際には60分超かかりました

 

基礎学1回(10月2日)の成績は、夏休みの勉強・頑張りで

決まります。基礎学1回に目標点を達成できた生徒は、だいたいがその後の勉強もうまく

いっています。それは、多分勉強の習慣と勉強への自信を手に入れたからだと思います。

 

最後に、本人の公開許可を得た

最終日感想シートを公開します。

 

【最終日感想シート】

Aさん 勉強が楽しいと思えた。勉強の仕方や受験のこととか、心のこととかたくさんの
ことが学べた。
初日は、集中力が続くかなとか、疲れて頭がまわらなくなるかなとか心配だったけど、初
日を終えて、こんなに集中して長く勉強できるんだと思った。

二日目、三日目も昨日(前日)を越える勢いで頑張れた。最終日もとても頑張れた。
自分ってやればこんなにできるんだって気付いて、今まで無駄な時間が多かったなって気付けた。その無駄な時間を他の人は頑張ってたんだなって思うと、もっともっと頑張らないとなって思えた。

 

Bさん この4日間はとても良かったです。初めは10時間も勉強できるか不安だったけど、終わってみると意外と短く思えました。家ではダラダラしがちだったので、この4日間で気持ちを切り替えて

家でも集中して長時間勉強します。最終日自分への満足度も100%になり、とても満足しています。でも、今振り返ってみると

、もっと集中して、しっかりできたと思います。次は100%以上を目指して頑張ります。

 

Cさん この合宿が終わるとなると、どこか寂しくなる。しかし、明日は今日と同じくらい勉強しようと思う。今後の受験勉強は、集中し楽しんでやっていく。そして、基礎学力テストで未だ取ったことのない1位をとってやる。圧倒的な差で取ってやる。死ぬまでやる。これは揺るぎない覚悟だ。

 

Dさん いろいろな先生方の合格体験を聞いて自分の力不足に気がついた。遅かったかもしれない。でも、今気づけたから基礎学までの二カ月弱でどう変わるか。勉強時間はもちろんだが、質をどんどん高められるよう日々自問自答したい。当たり前の環境を大切に

、自分に厳しく、どんな壁でものりこえられる強い心を持ちたい。

40時間近く(勉強)して、自分が変わる必要のあること、しなければいけないことが分かった日々だったと思う。

入試まで、すべてに本気でぶつかりたい。

 

Eさん 10時間は長いと最初は思っていたけど合宿を終えてみると『10時間もできる俺すごい』という満足感とできるようになったことへの自信がわいてきました。残り6ヶ月を死にものぐるいで勉強するか、だらけるかどちらをとるかで今後の人生が変わると思うので振り返って満足できるような生活を送りたいです。またこの合宿で僕を支えてくれた先生に本当に感謝します。ありがとうございました。残りの6か月も頑張ります。

 

Fさん 家でするよりも、断然集中力の持ちや解ける問題の量が違った。この4日間は今までしてきた勉強の中で1番よかった。数学の一次関数の応用問題や理科の電流の問題はかなり苦手だったのに、この合宿でかなり克服することができた。社会も一問一答を使って多くの単語を復習した。条約や法律の名前が苦手だとよく分かったので、これから社会を勉強する時は、そういった法律や条約の名前を特に意識していきたいと思う。今後の勉強は第1回実力テストで430点取る勉強から始まり、最終的には徳島北高校に受かることができるよう、この4日間の勉強のような態度で勉強に臨みたい。

 

Gさん 合宿をして、わからないところができるようになってよかった。まだ、完璧ではないけど、少しずつがんばって、スキをなくそうと思った。たくさん先生の話を聞いて、受験の大変さを改めて知ったので、これからはもっと勉強する。また、周りの人への感謝の気持ちも忘れずにしようと思った。この合宿をして、たくさん学ぶことがあったので、これをいかして受験勉強をもっとして、第一志望校の合格を目指す。

 

Hさん 合宿では、たくさん学ぶことが多かったです。先生方の合格体験記や映像など、衣笠先生のメンタルトレーニングなどたくさん学べました。これからの受験勉強は、もっと疲労がたまるのでこの通塾合宿はいい経験になりました。今後の勉強は分からなかった問題は分かるようになるまで何度もくり返し、この合宿で学んだことが無駄にならないようにする。絶対に城北高校に受かる!

 

Iさん 合宿する前は10時間勉強なんかしたことなかったので、長いしつらいだろうと不安だった。でも4日間終わってみるととてもはやかったし楽しかった。できないと思っていたけど、やればできることもわかったから、これからの勉強にも今回の合宿で学んだことを生かしたい。今までの勉強ではまだまだ甘いということも話を聞いていてわかったから、もっと厳しくして勉強したい。

 

Jさん 初めはできるか不安だったけど、振り返ってみるとあっという間だった。でも、できるようになったこともまた、今後の課題もはっきりした。それを少しずつ減らしていきたい。英語と国語も慣らしていきたいと思った。社会は年号ができればある程度得点をとれると思った。理科は計算問題を完璧にして、応用問題にも対応できるようにしたい。数学は、苦手なところがとくに多い教科なので、応用にもちょっとずつ慣れていきたいと思った。

 

Kさん 1日だったけど合宿に来れてよかったと思いました。本当は10時間もー。と思って、1日も来たくなかったけど、きょう1日ふりかえってみて、10時間なんて、あっという間だったなーと感じました。志望校にむかって頑張っていこうと思えることができました。合宿に来たから、勉強できたけど、家でも10時間ぐらいやれると自信を持つことができました。目標番数、合計点数を実現できるようにこれからも頑張りたいです。そして、最終的に第一志望校に受かれるように頑張りたいです。

 

Lさん 今回の合宿を通して自分にも受験に対する気持ちなどが変わって、自分の中で少し自信がついた。とてもよい合宿だったと思います。今後の受験勉強は机に向かっている貴重な時間を大切に集中してし、わからないことはわかるようにできるまでにしたいです。今後は集中して自信をもって受験に取り組みたいです。

 

Mさん 楽しかった。思ったよりあっという間だった。勉強する大切さだけでなく、先生方の体験談や成功談から勉強する意味やその先にあるもの等も学べた。両親への感謝の気持ちの手紙も久しぶりに書いた。日頃伝えられない想いや感謝の気持ちを書けて私も良かったと思った。あらためて、親孝行しようという気持ちが強くなった。今回の通塾合宿を無駄にせず、次につなげられるように、変わりたいと思った。がんばります!今まで以上に集中して勉強に取り組みたい。

 

 

塾生の決意を受けとめて

今年も全員第一志望校合格のために

全力で指導したいと改めて考えました
碩学ゼミナール 衣笠

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。